いまだ3人の安否が分かっていないショッピングモールの爆発事故を受けて、イオンの社長が会見に臨みました。
■モールなぜ爆発 イオン社長会見
イオン 吉田昭夫社長 「お亡くなりになられた方々にご冥福を申し上げるとともに、ご遺族の皆様に深く深くおわび申し上げます」
28日の地震発生後に「イオンモール熊本」で起きた大規模な爆発。29日午後、イオンが会見を開き、状況を説明しました。
イオン 吉田昭夫社長 「当日は夏休みということもあり、約3000名のお客様にご来店をいただいておりました。まずは揺れが収まるまでの安全確保を行いました。揺れが収まったのち、屋外への避難誘導を逐次行いました。午後5時ごろにお客様および専門店ならびにグループ従業員がイオンモール熊本の平面駐車場に避難を致しました。午後5時50分ごろ、イオンモール熊本の南側中央部付近、こちらにおいて爆発が発生致しました。現時点において当社として把握しておりますのは、3名の安否確認ができておりません」
熊本市内に向かうトラックのドライブレコーダーの映像です。画面右側にイオンモール熊本が見えました。
爆発した瞬間を捉えた映像です。大量の煙が辺り一帯を包み込みました。画面左側に向けて横に広がって起きたように見える爆発。火柱や炎は見えず、ボーンという爆発音と地鳴りが響いたといいます。
熊本県宇城市などで震度7の地震が発生してからおよそ1時間後のことでした。これまでのところ、利用客の安否不明情報はないということです。
爆発が起きた原因については、こう説明しました。
イオン 吉田昭夫社長 「基本的にショッピングセンターはすべてガスを使います。都市ガスが使える所は都市ガスを供給致しております。飲食店もしくは館内空調も含めたガス設備は使っておるわけですが、熊本はLPGを使ったということであります」 「(Q.爆発の原因は?)現場の状況を確認しますと、ガス爆発の可能性が高いと見解が出ておりますが、今、消防の方から正式な見解が出ておりませんので、確定することは現段階でできない。しかしながら、我々としては我々の持つ情報はすべて消防等と共有させていただきまして、原因究明を時間をかけないで行えるように最善の努力をしていきたいと思っております」
爆発当時、イオンモール熊本の敷地内にある駐車場の車の中にいた従業員は、爆発の衝撃についてこう話しています。
イオンモール熊本の1階飲食店従業員 「爆発した時はまだ車の中。まだ暑かったので少し運転席のドアを開けていた状態で、窓も下ろしていた状態だったので、もろに顔に(爆)風もきたというような感じでした。本当に急に、大きな雷でもないですけども、それ以上の音が急にバーンとなったと同時に粉塵(ふんじん)がバッと舞って、ちょうど見えていた2階から1階に下りる車のスロープが、上部が崩壊したのかなと思ったぐらいすごい音でした。少し窓を開けてにおってみたらガス臭さを感じた」
イオン 吉田昭夫社長 「(Q.爆発現場付近のフードコートなどの有無は?)今回の爆発があった場所そのものには飲食店はなく、経路の途中になりますね。フードコートはそこから随分離れた東側にございます。飲食店はちょうど北側の部分に位置する。そこに対して供給管が走る、そういう構造になっております」
イオン 四方基之副社長 「(Q.熊本店はLPガスを飲食店の調理・空調設備に使用?)はい、その通りでございます」
イオンモール熊本の敷地には「LPガス」と書かれたタンクが残っています。果たして今回の爆発と関係があるのでしょうか。
イオンモール 大野恵司社長 「(Q.災害時、ガス漏れへの備えは?)ガス漏れに関しましては当然、遮断弁であるとか、そういったバルブを締めるとかそういったことはございますので、そこにつきましては今、どういう状況だったのか消防と一緒に原因を一刻でも早く追究する段階でございます。ただし館内に残っているかたもいると把握しているので、まず人命救助、そちらの方を最優先したうえで原因追究というのも進めてまいりたいと思っております」
■モール内部映像 防衛省が公開
29日午後、防衛省が公開したイオンモール熊本内部をドローンで撮影した映像です。激しく損傷しているショッピングモール内の設備室、あるいは機械室のような場所とみられます。
ほぼ骨組みだけになった室内。外壁も壊れ、外が見える状態になっています。
何に使っていたのか、タンクのようなものも。その先には鉄骨でしょうか、配管でしょうか。複数が折れ曲がった状態になっています。
映像からは、爆発の威力がすさまじかったこと、そして、火災が起きたような焦げ跡はないことが確認できました。









