初めての海外公務としてラオスを公式訪問している愛子さま。現地の人が結婚式でも着る民族衣装をまとい、ラオスの名所を視察されました。
■愛子さま “初海外公務”
小さな子どもから花束を受け取られた愛子さま。ラオス伝統の民族衣装を身に着けられています。
18日午後5時前からはトンルン国家主席を表敬されました。
トンルン国家主席 「愛子さまのご訪問を改めて歓迎致します。愛子さまがいらっしゃることをラオスの国民はとても喜んでいます」
愛子さま 「この度、日本とラオスの外交関係樹立70周年、この年にラオスを訪問できたことを大変ありがたく思っています。そしてトンルン国家主席閣下をはじめ、ラオス国民の皆様に大変温かくおもてなし頂き、そして本日はこのようにして表敬の機会を頂きまして直接、国家主席閣下にお目に掛かることができたことをとてもうれしく思っています。訪日された際に父にお会いいただきまして、その際に2012年のラオス訪問の際の思い出の話をさせていただいたことをうれしく思っていると聞いております。天皇皇后両陛下よりこの度、私の訪問にあたり、お言付けを承って参りましたので、お伝えさせていただきます」
初の海外公式訪問に緊張していたという愛子さま。関係者は愛子さまはフライト中も資料を熱心に読み込み、今回の訪問を豊かなものにしたいという気持ちが伝わったとしています。
17日夜、ラオスに到着した際は人だかりです。スマートフォンを向ける人やウェルカムボードを掲げる人も。漢字で「愛子さま」と書かれていました。
熱烈な歓迎に愛子さまは手を合わす仕草をされています。
この仕草について、タイの空港で乗り継ぎの際に愛子さま自ら、こういうあいさつでいいのかと職員に確認されたそうです。
最初の視察先はフランスからの独立を記念して建てられた凱旋門。大勢の人々の視線が愛子さまに向けられます。
愛子さまは最上階から顔を出すと、再び手を振られました。
続いては黄金の仏塔で知られるタートルアン大塔へ。
ここは13年前に天皇陛下も訪問された場所です。陛下はスーツで、秋篠宮さまの長女・眞子さんはチェックのワンピース。自らカメラを向けて写真撮影をしていました。
今回、愛子さまは民族衣装に着替えられました。
これは結婚式や寺でも着られる正装で、スカーフは「パービアン」、上着は「スア」、巻きスカートは「シン」といいます。
愛子さまは何を話されていたのでしょうか。案内した副館長は…。
案内した副館長 「『仏像は色んな形があり、それぞれ意味を表しているんですね』と言っていました。(愛子さまは)民族衣装がお似合いで、とてもきれい。ラオス人のように見えます」
この後はラオスの副主席が主催する晩餐(ばんさん)会に出席し、お言葉を述べられる予定です。
これも愛子さまにとって初めてのことで、自分で読む言葉のため、かなり推敲(すいこう)されているということです。









