
熊本県阿蘇地方で震度5強 産山村の県道で落石 交通機関への影響は
2025年11月25日
熊本県で最大震度5強を観測した地震から一夜明け、被害が明らかになってきました。
熊本県によりますと、県内では阿蘇市で女性(77)が自宅で転倒し、軽傷を負いました。住宅などの被害は確認されていません。
震度5強を観測した産山村の役場では、天井が一部落下するなどの被害がありました。

村役場職員
「急に揺れ始めて、体感で5~6秒ほど横揺れ」
村内には避難所を5カ所開設しています。
重さ1トンほどの落石があった村内の県道は、現在も通行止めとなっています。

落石に衝突した女性
「対向車線にある大きな岩の方に目が行って、岩が落ちているから、怖いな気を付けなきゃって思ったら、目の前に大きいのの半分ぐらいの石があって、ブレーキを踏んだんですけれども、遅かったです」
車2台に落石による被害がありましたが、けがをした人はいませんでした。
南阿蘇鉄道は、25日の地震後から一時、運休しました。JR豊肥線でも一時遅れがでました。いずれも、26日は通常運行しています。