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2025年12月15日 16:15
「ルンバ」の米アイロボットが連邦破産法を申請 中国企業の傘下で再建目指す

 ロボット掃除機「ルンバ」を手掛けるアメリカのアイロボット社が経営悪化のため、連邦裁判所に破産法の適用を申請したと発表しました。

 アイロボット社がアメリカの連邦裁判所に申請した連邦破産法第11条は日本の民事再生法に相当するもので、裁判所の管理下で事業を継続しながら再建を目指す手続きです。

 アイロボット社の全株式は、製造を委託している中国企業のピセアグループ(杉川集団)が取得し、再建を進めるとしています。

 手続きは2026年2月までの完了を見込んでいます。

 アイロボット社は製品の出荷やカスタマーサポートなどのサービスは通常通り継続するとしていて、顧客への影響は限定的とみられます。

 アイロボット社は2002年にルンバを発売し、ロボット掃除機市場を牽引(けんいん)してきましたが、近年は中国メーカーの台頭による競争激化などで収益が悪化し、人員削減などを進めていました。

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