ホーム
2025年12月19日 12:33
中央アジア5カ国首脳が来日 資源分野や人づくりで協力へ

 高市総理大臣は、19日から中央アジア5カ国の大統領を招いた初めての首脳会合を行います。

 政府関係者は「この1年で重要鉱物の重要性が変わった」と指摘し、資源が豊富な中央アジア各国と連携を深める意義を強調しています。

 高市総理は19日夜の晩餐(ばんさん)会に先立って、18日、カザフスタンの大統領と会談を行い、資源分野での協力を確認しました。

 一方、日本は中央アジアで地域の特産品を作り出そうと、およそ20年にわたって支援を続けています。

 遊牧民が育てた羊の毛で作られたフェルト人形など、日本が支援してきた中央アジアの地場産業の商品です。

 キルギスではJICAと無印良品が協力し、羊毛フェルト製品を販売しています。

 また、去年はカザフスタン、タジキスタンにも広がっていて現地での女性の地位向上にもつながっています。

 外務省幹部は、途上国に巨額の融資をする中国を念頭に「借金づけにしない、人づくり支援が日本の強みだ」と話し、関係強化を図りたい考えです。