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2026年6月23日 18:44
観光シーズンの十和田湖で何が?遊覧船10年放置に県の決断

 今度は十和田湖です。10年以上放置されているのは4隻の遊覧船です。夏の観光シーズンを前に、県は「大きな決断」に踏み切ろうとしています。

■なぜ?遊覧船10年以上放置

 青森と秋田にまたがる十和田湖。北の景勝地として名高い絶景の湖に異様な光景があります。

 湖を進む観光船とは対照的に、長年、桟橋につながれたままの4隻の遊覧船。

 なぜ10年以上放置され続けるのでしょうか。観光シーズンを前に、不安の声が上がっています。

 遊覧船は数百人が乗れる規模ですが、船体は錆だらけです。県によると、いずれも12年間動かないまま放置され続けているといいます。

 船の至る所が汚れと錆にまみれ、長年手入れされていない実態が見えてきました。

 さらに、転覆の原因とみられているのが去年2月の青森県内の記録的な大雪です。県によると、降り積もった雪の重みや強風で倒れたといいます。

 かつて十和田の観光を支えた遊覧船は、今は観光地の景観に影を落としています。

 近くのキャンプ場からも…。

宇樽部キャンプ場のスタッフ 「ぼーっとキャンプでゆっくりしている時にお客様も(放置船のような)人工物がない方がいい。僕らも同意見ですね」

 県はこれまでに税金を使って4隻の船、すべての燃料を抜き取るなどの対策を進めてきました。なぜ撤去されないのでしょうか。

 元々この遊覧船は、運営していた会社が2013年に破産。その後、元従業員が立ち上げた組合が船を取得し、2014年から運航を開始しました。

 しかし、桟橋の使用料を滞納し、2015年には4隻が不法係留となりました。

青森県港湾空港課 橋本公学課長 「所有者に対しては十和田湖という観光的な名所でもありますし、早期に撤去するよう指導してきた。当初からですけど26回ほど指導してきた」

 しかし、所有者側に動きはなく、県は今月末までに撤去しない場合、行政代執行に踏み切ると通達しました。

 すでに今年度の予算には、遊覧船の4隻の撤去費用としておよそ3億9000万円を計上しています。1隻あたり1億円近い計算です。

青森県港湾空港課 橋本公学課長 「費用は組合(所有者)から徴収するということを通知している」    一方、遊覧船の所有者は何を主張しているのでしょうか。

青森県港湾空港課 橋本公学課長 「所有者のほうは内部で協議しているようですけども、これまで撤去に向けた具体的な回答というのは得られていない状況」