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2026年7月10日 19:30
高校で始めた野球 “最後の夏”はDHでスタメン出場!夏の高校野球熊本大会2026

 熱戦が続く夏の高校野球熊本大会。今年からDH制(指名打者制度)が導入されています。目的は、投手の負担軽減や選手の出場機会の創出です。

DHが転機…「自分のものだと思って」

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 「楽しそうだなと思ったんで、やってみたいと思って」

 熊本農業高校3年の永廣光来選手。中学時代はサッカーに打ち込んでいましたが、プロ野球の試合をテレビで見たことがきっかけで、高校から野球に転向しました。

 入部当初は、キャッチボールすらままならない状態。「もう全部が難しかったです。もう全然違って」と振り返ります。

 「取ることも投げることもできなかったような選手が、2年半通してチームに必要な存在になってくるのを間近で見てきて、すごいなって」と主将の渡邉旺一郎選手。

 新チーム結成以降、公式戦での出番は、いずれも代打での起用でした。そんな永廣選手に転機をもたらしたのが、今年春の大会から導入された「DH制」です。

 「DHができてからは試合に出て、ヒットも打てるようになりました。自分の年にできたから、自分のものだと思っています」

 守備が苦手な永廣選手にとって、願ってもないチャンス。太江田恭男監督も「勝ってるときでも、負けてるときでも、元気いっぱい。フルスイングして、3年間練習してきたことを達成してくれれば」と期待を込めます。

 迎えた夏の大会。初戦の相手は、5月の練習試合で大差をつけられた天草工業です。

 DHとして打席に立った永廣選手。第1打席は三振、続く打席では四球を選び、迎えた次の打席。バットが快音を響かせました。

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(実況)
「センターへ打ち返した!左中間落ちた――ヒット!DH永廣、1本が出ました。ガッツポーズです」

 この日の成績は、3打数1安打。チームは惜しくも6年ぶりの夏の勝利を手にすることはできませんでしたが、永廣選手は何度も打席に立ちました。

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 永廣選手は、悔し涙をぬぐいながら「とてもうれしくて、勝てる雰囲気があって楽しかったです。悔しいです。まだみんなと野球がしたかったです」と語りました。

 そして、後輩たちへのメッセージをこう結びました。

 「次は、来年は勝ってほしいです。後輩たちに…」

 高校に入って、ゼロから積み上げてきた野球。最後の夏、スタメンのDHとして打席に立った経験は、“最高の夏”となったはずです。

 「野球をやってよかったです」

(「くまもとLive touch」7月9日放送 フルスイングな人)

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