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2026年10月1日 19:00
「九州ふっこう応援割」スタート 被災した地域の食材使った復興応援メニューも

 「九州ふっこう応援割」が10月1日にスタートしました。地震の影響で落ち込んだ観光需要の回復に期待が高まります。

 「地震があった後、ずっとキャンセルが続いていまして、取り消しがずっと何ページにも渡って、私たちもゾッとするというか、そういう感じでしたね」

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 そう語るのは、熊本県山鹿市のある「山鹿温泉清流荘」の女将。明治41年創業の清流荘。菊池川のほとりで100年以上にわたり観光客を迎えてきた老舗旅館です。7月の地震では建物に大きな被害はなかったものの、宿泊予約のキャンセルが相次ぎました。

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(女将)
「熊本県全体が被害にあっているって思われていたり、道の事情ですね、どうなっているのかわからない。10年前もあったことなので、どうしても、次(余震)があるんじゃないか、というところは、すごく懸念されていたんだと思われます」

 夏の風物詩「山鹿灯籠まつり」は、規模を縮小して開催したことで、来客は落ち込み、さらに追い打ちをかけました。

(女将)
「なかなかここまでキャンセル出るのは、コロナの時も、10年前の地震の時も、被害が多少なりともありましたので、まだ、その時はキャンセルはたくさん出たのはわかるんですが、今回は私たちは被害が少ない地域だったので、そういった意味では、経営には影響があっています」

 宿泊予約のキャンセルなどによる損失は数千万円…。先の見えない日々が続きました。

 こうしたなか、期待をかけるのが、10月にスタートした「九州ふっこう応援割」です。受け付けは9月15日に始まりました。

(女将)
「当日はだいたい3時間ぐらいではもう完売をしてしまいました。初めて、あんなに電話が鳴るところを見ました」

 予定枠が完売した後も、問い合わせは続いているといいます。

(女将)
「10月、11月はもともと行楽シーズンで、繁忙期というのもありますので、それに加えてのふっこう割で、忙しくなるかと思って、そこは少しワクワクしています」

 清流荘では「九州ふっこう応援割」のスタートに合わせて、「特別なプラン」を用意しました。

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(女将)
 「復興支援というところで、桃太郎サーモンという、八代のですね、今回ちょっと地震の被害にあいましたけれども、そういった食材を使ってご準備もしておりますので、そこも楽しみになさってください」

 熊本の天然地下水を使って陸上養殖されている国産のサーモンです。7月の地震で震度6強の揺れを観測した八代市にある養殖場では、いけすや設備が損壊するなど大きな被害を受けました。

 「何かできることはないか」と、清流荘は、桃太郎サーモンを料理に取り入れることにしました。

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(女将)
 「八代のものを美味しく召し上がっていただいて、復興のお手伝いをしているというところで、喜んでいただけるのであれば、それが一番じゃないかなと」

 これに対して、「桃太サーモン」の陸上養殖を手がけている平山さんは次のように話します。

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(平山さん)
 「本当にありがたいものですね。感謝しますよね。熊本県の人たちが応援していただけるのは、本当に感無量です」

「八代を応援したくて、おつくりした桃太郎サーモンでございます」

 この食材が被災地支援につながると、宿泊客も受け止めています。

(宿泊客)
 「やわらかくてとろけるような味です」「脂っこくなくてサッパリしてる」「おいしい」

 「(地震で)来れるかどうかわからなくて、『大丈夫ですかね?』って言ったら、『来てくださった方が応援になりますから』って言うので、じゃあって言って来させていただいて」

 「これだけ美味しければ、もう一度来たいと思います。この美味しいもので復興していただけるといいですね」

(女将)
「微々たるものですけど、少しだけでも復興のお手伝いになるのであれば、すごくうれしいなと。そんなに大きな支援にはなりませんけれども、買い支えというようなことで、できることがあれば」

 観光需要の回復を目指しながら、被災地を支える取り組みを少しずつ進めています。

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