アメリカの電気自動車大手のテスラは7月から9月までの決算で売上高は過去最高となりましたが、値下げなどにより営業利益は前年同期比で約4割減少しました。

　テスラが今月22日に発表した7月から9月までの決算で、売上高は約281億ドル、日本円で4兆2700億円で過去最高となりました。

　トランプ政権によるEV（電気自動車）購入支援策の廃止を前に駆け込み需要が発生したことが要因です。

　一方で、競合他社との価格競争が激しくなるのなかで販売価格を引き下げたことにより利益率が低下し、本業のもうけを示す営業利益は16億2400万ドル、約2400億円で前の年の同じ期に比べて約4割減少しました。

　駆け込み需要という追い風を生かしきれなかった形です。