ホーム
2025年12月23日 19:10
大川原化工機冤罪事件 当時の警視庁公安部の捜査員3人を再び不起訴処分 東京地検
大川原化工機冤罪事件 当時の警視庁公安部の捜査員3人を再び不起訴処分 東京地検
「大川原化工機」を巡る冤罪事件で、検察審査会が不起訴不当の議決をした当時の警視庁公安部の捜査員3人について、東京地検は再び不起訴処分としました。
「大川原化工機」を巡る冤罪事件で当時、捜査に関わっていた警視庁公安部の捜査員1人は取り調べの調書の破棄したことについて虚偽の報告書を作成した疑い、捜査員ら2人は実験の経過や結果に関して虚偽の報告書を作成した疑いで刑事告発されていました。
東京地検は3人についていずれも不起訴処分としましたが、検察審査会は不起訴不当の議決をしました。
これを受けて東京地検は改めて捜査しましたが、23日付で3人とも嫌疑不十分で不起訴処分にしました。
捜査員1人については「故意に破棄したと認定することは困難だと判断」、捜査員2人については「故意及び共謀の認定に疑義があると判断」したとしています。
これで捜査は終結となり、刑事事件として個人の責任は問われないことになりました。
再びの不起訴処分を受け、大川原正明社長は「組織を守るために国賠裁判での判決内容を無視し、身内・仲間の悪に目をつぶったのでしょうか」「とにかく残念であきれるばかりです」とコメントしています。








