
250区画の住宅用地や公園など整備へ 富合町で土地区画整理事業の起工式
2025年11月28日
熊本県御船町が新たに整備を検討しているアウトレットモールを含む複合商業施設をめぐり、町議会で災害への懸念が指摘されました。
藤木町長
「町民が未来に向かってワクワクするような次世代型総合運動公園を整備する、キッズドリーム運動公園プロジェクトを掲げています」
15日に本会議が開かれた御船町議会。町が企業と連携して進めようとしているスポーツ施設や商業施設の整備をめぐり、質問が相次ぎました。
中城議員
「この一帯の水田は、毎年大雨が降ると冠水状態になります。町はちゃんと事業者に伝えているんですか。みんな心配していますよ。あんなところ大丈夫かいって」
御船町の「キッズドリーム運動公園プロジェクト」は、全天候型のスポーツ施設などを民間企業が整備・運営する計画です。不動産大手の「東京建物」などと連携協定を締結。6年後の完成をめざす施設には、アウトレットモールの併設も検討されています。

御船町には2021年、コストコが進出。九州道のインターチェンジを抱え、その利便性の高さから民間企業の注目を集めていますが―
記者
「町役場からもほど近いこの一帯が、複合施設の建設予定地ですが、近くの川からの浸水が懸念されています」

一帯が1時間に150ミリ規模の大雨が降った場合に、内水氾濫が起きる可能性を指摘する声に、町は―
秘書政策室長
「候補地は内水対策について、課題があると伝えております。浸水対策については、今後、民間事業者において調査を実施し、水路などの付け替えを含めて、造成計画のなかで明らかになってくるものと思います」
町は、6つの候補地の中から、国道に面して利便性が高いという理由で、予定地を選定しています。