
おこめ券か商品券か?熊本県内45市町村を調査 物価高対策は
2025年12月9日
熊本市の動物病院に、警察から感謝状が贈られました。その理由とは…。

熊本県警から感謝状が贈られたのは熊本市の竜之介動物病院。長年「あるもの」を引き取ってきたとして、功績がたたえられました。

(德田竜之介院長)
「これは高速道路に落ちていたブタです」
クジャクに…サル、こちらの動物病院が保護している動物たち。実は、これらすべてが警察に届けられた「落とし物」です。

(德田竜之介院長)
「これが結構、危険なんですよ。ガメラって知ってます?ガメラのモデルが、これですよ」
凶暴で噛みつかれると、大けがを負うこともあるという「ワニガメ」。寿命は40年以上で、約26キロの重さのこのカメは、去年8月、熊本市南区の田んぼで住民に発見され、警察に捕獲されました。
記録に残っているだけでも、この病院が警察から引き取った動物の数は80匹。そのほとんどが誰かに飼われていたとみられるペットです。
警察に「落とし物」が届けられた場合、3カ月間、保管することになっていますが、警察では、動物を管理できないため、こちらの動物病院が無償で預かり、引き取っています。

その多くが飼育に専門的知識が必要な爬虫類や野生動物など。イヌやネコに比べ簡単に引き取り手がみつからないため、こちらの動物病院に持ち込まれることがほとんどです。
(德田竜之介院長)
「イヌやネコは譲渡先がある。特殊なイヌやサルは難しい。もともと飼ってはいけない野生動物、遺棄したり放したりするのはよくない。誰かに託してもらうのがいいですよね」
德田院長は、コロナ禍以降、捨てられる動物が増えていると感じていて「生き物を飼う場合は、最後まで責任を持ち世話をしてほしい」と話しています。