27日の衆院選公示を前に党首討論会が行われました。記者からは各党の痛いところを突く厳しい質問も。
■党首討論 各党“重要政策”は?
各政党は何を一番訴えたいのか。与野党7党首による討論会。
自民党 高市総裁 「『責任ある積極財政への大転換』。日本列島を強く豊かにするためにこれは必要なことです」
中道改革連合 野田共同代表 「『生活者ファースト』。暮らしを政治の真ん中にという路線で、具体的な生活者目線で政治を変えていきたいと思います」
日本維新の会 藤田共同代表 「『社会保障改革、外国人政策』。税金、社会保険料、ここにしっかりと改革を施さなければなりません」
国民民主党 玉木代表 「『政策実現する野党(もっと手取りを増やす)』。私たちは政策本位の新しい政治に変えていきたい」
参政党 神谷代表 「『ひとりひとりが日本』。この意識を国民の皆さんと共有したいです」
共産党 田村委員長 「自民党政治を変える。『ブレずに国民のために働く』」
れいわ新選組 大石共同代表 「生身の人間が社会を変える。消費税廃止」
まずは個別質問。中道の野田共同代表が高市総裁に対し、新年度予算案の年度内成立が見通せず、補正予算の執行もままならないなかで物価高対策がないと質問。
中道改革連合 野田共同代表 「これでは事実上、物価高対策がほとんどないと」
自民党 高市総裁 「これから考える話ではなくて、もう国会で決めて動き出している話でございます。経済対策について目星を付けたうえでの解散であるということ」
中道改革連合 野田共同代表 「小さな市町村ほど大変なんですよ。限られた職員の数で物価高対策である支援金をどう使うかを懸命に働いていたさなかに選挙の実務が入ってきて、これもう目一杯」
自民党 高市総裁 「選挙実務と別の部局ですよね」
中道改革連合 野田共同代表 「いやいや限られた…自治体の職員が限られているから重なっていると、実態がよく分かっていないと思います」
維新の藤田共同代表は参政党の神谷代表に外国人政策について質問。
日本維新の会 藤田共同代表 「例えば違法・不法に対して厳しくしようと、これ相当進みました。まだ残された課題がもしあるとするなら、どのように主張されるかお聞かせいただきたい」
参政党 神谷代表 「来て働いていただいて、期間が切れたら帰っていただくと。移民として永住していただくんではなくて、期間限定の労働者としてしっかりとルールを守って働いていただく。そういった取り組みが不十分なので」
国民民主の玉木代表は食料品の消費税ゼロについて高市総裁に質問。
国民民主党 玉木代表 「実施時期を明確に教えて下さい」
自民党 高市総裁 「内閣総理大臣として答えますと、2026年臨時国会が可能であれば、そこまでに国民会議で議論がまとまれば税法の改正案を提出したいと。できる限り早く実施したい旨を申し上げました」
国民民主党 玉木代表 「自民党としては『検討加速』なんだけれども、内閣総理大臣としては来年度中を目指すということなんですか」
自民党 高市総裁 「内閣総理大臣としての希望はできたら(2026)年度内を目指していきたいと」
■衆院選時期「よくない」6割も
れいわ新選組 大石共同代表 「高市さんのこの解散を『早苗のわがまま解散』と言ったんですね。この解散を今すぐにでもやめていただいて、世界は大動乱ですから各国政府と話し合っていくべきではないですか」
自民党 高市総裁 「もうすでに衆議院は解散されました。今からやめることはできません」
この週末、ANNが行った世論調査では高市内閣の支持率は先月から5.4ポイント下がって57.6%。この時期に衆議院選挙を行うことについては約60%の人が「よくない」と答えました。
自民党 高市総裁 「(Q.内閣支持率、解散問題以来少し落ち加減ですね。なんかちょっと不安な気持ちになりません?)なりません。大体、解散した後の内閣支持率は2桁台で落ちると言われておりますし、まぁそれよりも下げ幅は小っちゃいかなと」
自民党 高市総裁 「(Q.勝敗ラインが与党で過半数、今とあまり変わらないじゃないですか。なんか非常に保身的に聞こえる)与党で過半数、多少控えめかもしれません。今よりも少しでも多く議席を賜りたいと思っております」 「(Q.自民党の副総裁・幹事長に事前に(解散を)言わない。信頼関係がないってことですか?)幹事長には申し上げております」 「(Q.いつの時点で話した?)私が解散表明をする少し前になります」
中道改革連合 野田共同代表 「(Q.中道改革連合に対する期待も少ない?)結党したのが解散の直前でございますので、とにかく名前を覚えていただく。熱伝導で伝えていきたいと思います」 「(Q.党首も2人、幹事長も2人、政調会長も2人、全然一つの党に融合されていないのでは?)そんなことありません」 「(Q.総理候補は誰?)届け出自体では代表者は私でございますので、そういう意味での候補は私になっています」
国民民主党 玉木代表 「(Q.国民民主は高市政権に近いのか、中道に近いのかどっちの立ち位置に近いのか?)我々は定位置にいます。政策本位で。国民生活にとってプラスのことは進めていこうと。駄目なものは駄目と」
参政党 神谷代表 「(Q.参政党は高市政権に協力するのか?)高市総理の政策で4割ぐらいはぜひ進めてもらいたいと。6割ぐらいはちょっとやめてほしいと。全面的に協力しようという立場ではないわけですね。この選挙は当然、忖度(そんたく)なしに全力で戦うと」
消費税減税についてはチームみらい以外、各党前向きのスタンスです。
減税日本・ゆうこく連合 原口共同代表 「私たちは、消費税は廃止一択です。皆さん日本独立、日本再興、日本救世。ワクチンについても今、止めましょう」
日本保守党 百田代表 「減税によって国民の使えるお金を増やし、経済の活性化につなげます。2つ目は間違った再エネ政策は直ちに止めなければなりません。そして、3つ目は日本の未来にとって最も重要な移民政策を抜本的に見直すべきと考えています」
社民党 福島党首 「物価高対策として消費税ゼロ!社会保険料を半額にします。最低賃金1500円以上。そして選択的夫婦別姓、同性婚を実現します。地震大国日本に原発はいりません」
チームみらい 安野党首 「現役世代の助けになる社会保険料の減額を進めていきたい。子育て減税という子どもの数に応じて定率で所得税を減税するような仕組みを訴えています」
自民党 高市総裁 「(Q.玉木さんが協力について話をした時に小さな声で『ありがとう』と言った?)マイクで入っちゃってました?」 「(Q.これから国民民主党に照準を合わせて協力を願う?)選挙が終わった後、自民党と日本維新の会はマスト。そのうえで、国民民主党には…玉木さん固まっているかもしれませんが、早くからプロポーズを送っております。玉木さんの発信を見ても、手取りを増やす様々な良い提案をされています。結構、去年の臨時国会でものみ込みました。提案があるなり、『財源を探すのはこっちの仕事かい』と思いながらものみ込みました」
国民民主党 玉木代表 「(Q.選挙後どうですか?どうするつもり?)信頼関係は崩れているとは思っていないんですが、揺らいでいるなと思っているんですね。だから選挙は選挙でしっかり戦って有権者、国民のために何がベストなのか、政策実現に何がベストなのか判断していきたいと思います」
参政党 神谷代表 「まず、プロポーズされるくらい魅力的にならないといけないなというのが我が党の基本ですね。自民党としては参政党の今の存在は邪魔かもしれないけれど選挙の結果、国民の支持がどれだけ集まるかがポイントだと思います」
現在、閣外協力の維新。選挙後、入閣はあるのか。
日本維新の会 藤田共同代表 「当初より高市総理にはもっとフルスペックでの強いタイアップをお願いされてきました。選挙後にしっかりとご支持を得たうえで冷静に判断をしたいと思います」
共産党 田村委員長 「(Q.共産・田村委員長は中道改革連合と一緒にできる余地があるのか?)基本政策・綱領を見ても自公政権の時の自民党政治をそのまま継承しているなと。自民党政治にのみ込まれていく政党対、それと戦う日本共産党。れいわ、社民党もそう。そこで頑張っていきたいと思います」
最後に高市総裁は総理として、こう締めくくりました。
自民党 高市総裁 「維新と過半数が取れなかったら私は即刻、退陣することになりますので、歯を食いしばって頑張って参ります。明るく元気に」









