富山湾で解禁されたのは春の風物詩「ホタルイカ漁」です。初日の水揚げはわずか1.3キロでしたが、2日は一気に1000倍に。今年は豊漁となるのでしょうか。
■春の味覚「ホタルイカ漁」解禁
富山県の滑川漁港で3日朝、水揚げされたのは「ホタルイカ」。とれたてのホタルイカでたぷたぷになったカゴ。シーズン始まって以来の「大漁ぶり」がうかがえます。
漁港関係者 「期待は高い、今年は。初日はちょっと不安でしたけど、(今月)2日、3日含めてちょっとずつ良くなってきている」
青白く漂う光は、真夜中のパレードのよう。海の神秘を教えてくれるホタルイカは…。
地元の運転手(60代) 「ゲソだけ刺し身で食べて、体の部分は釜揚げに酢じょうゆ。釜揚げにすると、ぷりって感じ」
地元の人(10代) 「(食感は)コリコリ柔らかい。富山は全国に有名なことが少ないので、(ホタルイカは)誇らしい」
独特のおいしさにひきつけられるファンも多い食材です。
魚津丸食堂 竹内直樹店長 「身がぷくんと膨らんで非常に大きい。生で食べると歯ごたえがよくゴリゴリっとして、中の赤ワタがうまみ成分で非常においしい」
■初日ガッカリも…大漁1000倍
そんなホタルイカですが、実は滑川漁港では今年初の漁からわずか3日の間に怒涛の展開があったんです。
まずは、1日に行われた今年初の水揚げの模様。
周辺の電気を落として暗闇をつくると、過去にはホタルイカが光って姿を見せてくれたものです。それなのに今回は真っ黒な海があるだけ。代わりに網に入っていたのは、大量のイワシです。
初日のホタルイカは過去10年で2番目に少ない、わずか1.3キロという結果に。
ただ、すごかったのは2日目以降でした。
初日に1.3キロだった漁獲量が、2日目にはおよそ1.3トンに。たった1日で1000倍の漁獲量となりました。
滑川春網定置漁業組合 長崎薫副組合長 「(Q.きょうホタルイカの漁獲量は?)900キロくらいかな。ホタルイカもきれいだし、いいと思いますよ」
3日目の今月3日も、初日のおよそ700倍の漁獲量です。
連日、漁港を盛り上げるホタルイカ。そもそもなぜ、富山で獲れるんでしょうか。
富山県水産研究所 小塚晃主任研究員 「ホタルイカは日本海の深いところにすんでいて、水深600メートルとか400メートルとか。少なくとも200メートルより深いところに住んでいるということが分かっている。春になると産卵のために沿岸近くに浮上してくるため、富山だと低地網で漁獲できる」
今後の見通しも伺いました。
小塚晃主任研究員 「近年は3月下旬から4月中旬の間にピークが来ることが多くなっている。春、気温が高くなると、ホタルイカの漁獲が早く終わってしまうという傾向がある」









