ベテラン市議からわいせつ行為を受けたとする女性市議が会見を開きました。ベテラン市議は「事実はない」と真っ向から否定しました。
■「強引にキスを」女性市議会見
横浜市議会 田中優希議員 「まさか視察中に、尊敬する谷田部市議からエレベーターの中で強引に力ずくでキスをされて、黙っている自分、言い出せなかった自分、こういう人生を変えたいという思いがありました。もう呼吸もできない状況で、抵抗できない。そのような状況で被害に遭っております」
記者会見に臨んだのは、横浜市議の田中優希議員です。
田中市議が訴えたのは当時、同じ立憲民主党所属の谷田部孝一議員(76)からのわいせつ行為です。
横浜市議会 田中優希議員 「被害に遭うまでの経過としましては、視察後に市の職員3名と私と谷田部市議で飲酒を伴う会食をした際に、ホテルに戻りました」
捜査関係者などによりますと、谷田部市議は去年、視察で九州地方に出張していた際、同行していた田中市議に対し、ホテルでキスをするなどわいせつな行為をした疑いで、今月1日に書類送検されました。
田中市議が視察から戻った後、警察に被害を相談したことで発覚しました。
警察が防犯カメラなどを調べたところ、ホテルのエレベーターで谷田部市議がキスなどをする様子が映っていたのを確認したということです。
横浜市議会 田中優希議員 「私は警察の取り調べのなかで、現地のエレベーターの中での一連の防犯カメラの写真を20枚ぐらい確認していますが、(谷田部市議が)加害に及んだ事実は確かです」 「事件が起きたのは去年の10月29日のことでした。私自身、悩んだ末に警察に相談したのが11月2日になります。それから約8カ月が経ちました。それから半年以上、私自身精神的にとてもつらい時間がありました。神奈川県警にも何度も問い合わせをさせていただきました。ようやっと7月1日(書類送検)を迎えた日には少し安堵(あんど)の気持ちがありました。政治の世界でこういうことが起きたら、キスぐらいで警察に言うな、相談するな。警察に相談したら私が誹謗(ひぼう)中傷を受けるのではないか。例えば同意があったと反論されるのではないかと思って、本当にためらいました。ただ、10月29日に被害に遭ってから相談するまで、寝ることも食事をとることも地域活動をまともにすることもできないくらい心を病みました。谷田部市議から謝罪の言葉は一切ございません」
谷田部市議は1991年に初当選して以降、これまでに9回当選し、市議会で副議長を務めたベテラン議員です。
谷田部市議との関係について、田中市議は…。
「谷田部市議とは、立憲民主党横浜市会議員団の決まりか分からないが、特別委員会の視察は会派内で行くルールになっていて、2人きりでの宿泊を伴う視察に谷田部市議と行ったことがあるが、その時も今回のような行為はございませんでしたし、まさか谷田部市議が私にそのような行為をするとは思わなかった」 「神奈川県の立憲民主党の総支部連合会のハラスメント委員長に相談をしました。そう言ったところ、すぐに加害者関係者に、相談をしたことが漏れまして、呼び出されることになりました。そこで話し合いというか、話し合いを持たれたんですけれども、その話し合いを進めていくなかで、なかったことにしてほしいというよりも、『虚偽の申告をしているんだろう』と、『訴える』と脅されました」
■ベテラン市議反論「事実ない」
谷田部市議は3日午後、コメントを発表しました。
谷田部市議のコメント 「今般、私が同僚議員に対する不同意わいせつの容疑で横浜地方検察庁に書類送検されたことにつきまして、以下の通り私の見解を表明いたします。報道等で指摘されております不同意わいせつ被疑事実につきまして、私としては相手方に『キスをした』という事実はなく、したがいまして、不同意わいせつに該当するような行為は行っておりません。今後におきましても、真実を明らかにするため、捜査当局に対してはこれまでと同様に真摯に協力して参る所存です」
谷田部市議はすでに離党届を提出し、受理されたということです。









