
熊本県嘉島町のイオンモール熊本で7人が死亡した爆発事故で、遺族は、経緯を知りたい」と訴えています。

経済産業省は5日、現場の状況や関係者へのヒアリングなどから、「LPガス爆発である可能性が高い」と事故後初めて爆発の直接の原因を示しました。
「消防・警察及び経産省との間で、LPガス爆発である可能性が高いという認識で一致したところでございます」
ただ、ガスがどこから漏れ、何が原因で着火したのかなどについては、引き続き、調査中だということです。

また、イオンモール熊本にLPガスを供給する福岡酸素は「ガス漏れに伴い発生した事故であることが疑われるため、県を通じて九州産業保安監督部へ事故報告をした」と発表。「7名の方々がお亡くなりになり、複数名の方々が負傷されており、大変重く受け止めております」とコメントしています。
爆発に巻き込まれて亡くなった30代女性の兄が5日、KABの取材に答えました。
「本当のことを言ってほしいですね。隠さずに」
女性が勤めていた会社によりますと、地震発生後、女性を含む従業員3人は建物の外に避難しましたが、貴重品を取るために店舗に戻ったということです。
爆発の約30分前、会社の営業担当者は、速やかに施設の外に出るように指示を出しましたが、3人は爆発に巻き込まれ、亡くなりました。
女性は、施設1階南側の出入口付近で肩からバッグをかけた状態で発見されたということです。
女性の兄は、翌日に行われたイオンの吉田社長の発言に疑問を感じています。

(吉田社長)
「社内ルールは、一旦避難した者は館内に入らないというのが我々のマニュアル」
(記者)
「中に入っていいよという許可は?」
(吉田社長)
「そういったことは一切ございません。明確に否定しておきます」
(女性の兄)
「まだ調査も終わっていない段階で、この言葉はちょっとおかしいのかなって思います」

遺族は、イオン側が適切な対応をとっていたのか、一旦、避難した女性が中に入ることができた経緯を知りたいと訴えています。
亡くなった女性は、まもなく1歳になる甥に、プレゼントする洋服を選んでいたそうです。
(義理の姉)
「6月にいただいたばっかりで、その後もいろいろ、ネットでお洋服見てたみたいで。葬儀に来られた方から教えてもらったんです。この子のために洋服をいっぱい見てたよって」
イオンは5日、有識者による事故調査委員会の設置を決め、原因と再発防止策を明らかにしていくとしています。













