千葉県では先月の豪雨を超える雨が降っているところも出ています。車の水没とアンダーパスの冠水被害を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。「命を守る」ための行動をみていきます。
■冠水時に潜む危険 どう命守る?
千葉市のラーメン店。駐車場が瞬く間に冠水したといいます。
ラーメン店店主 「今はもう(店内に水が)入ってきている状態。車が通った後が波になって、店にもどんどん入ってくる。水も勢いが強いので危ない。今年はひどいですね」
動画には“歩くのがやっと”の人の姿も…。その後、店の前で止まった白い車は、大雨で動けなくなったそうです。
台風による冠水が各地で起きています。やむを得ず冠水した道を歩く時、そこには危険が伴います。
側溝やマンホールのふたが外れているなど、危険な状況に気付きにくいのも、冠水時に潜む落とし穴の一つ。
特に注意が必要なのは、暗くなるこれからの時間帯です。加えて、より警戒すべき場所も…。
その一つが“地下”です。研究施設で再現したのは、地上で30センチ浸水した際の地下への水の流れ方。まるで、滝のようです。
地下では、短い時間で一気に水位が上昇します。さらに…。
京都大学防災研究所 川池健司教授 「ここは地下室のドアを想定している」
水がたまってしまうと、ドアの開閉も難しくなります。かなりの力を要するのが、水深30センチ。これが50センチになると、びくともしません。水深50センチの場合、ドアに約100キロの力が加わっているといいます。
京都大学防災研究所 川池健司教授 「見た目で判断するよりも、意外と水圧による力が大きくかかっている。なるべく早い段階で高いフロア、地上であったり、それ以上のところに避難するといういち早い対応が必要になってくる」
そして、最近の大雨で目立つのが「車の被害」です。21日も各地で波を立てながら冠水した道路を走る車が見られましたが…。
JAFが集中豪雨などでアンダーパスが冠水した場合を想定して行った走行実験。水深は60センチ。タイヤがほとんど水でつかるほどの深さです。
しばらくは走行を続けましたが…。およそ30メートル進んだところでエンジンが止まりました。エンジン内部に水が入り込んだことが原因とみられます。
車が水没し止まってしまうと、タイヤが隠れるほどの水につかった車では、どのようなことが起きるのでしょうか。
運転席では、なんとか脱出できましたが…。これが後部座席、スライドドアの場合は全く動きません。なぜスライドドアは開かないのか。
京都大学防災研究所 川池健司教授 「スライド式ドアの構造上、ドア全体をいったん外に押し出してからスライドさせるという構造になっているが、ドアの下の部分だけ水圧がかかっているので、ドア全体を平行に外に押し出すのが難しい」
アンダーパスなどでは車が取り残され、乗っていた人が亡くなる事故も相次いでいます。
今回の台風でも「車が水没した」との情報が複数上がっていますが…。
京都大学防災研究所 川池健司教授 「水深が浅ければ浅いほど対応がしやすくなってくる、助かる可能性が高くなってくるので、早め早めに対応していくことが必要」









