
熊本地震の被災者を見舞うため、天皇皇后両陛下が30日、熊本を訪問されました。
午前11時半ごろ、特別機で熊本空港に到着された天皇皇后両陛下。木村知事らが出迎えました。
訪問は29日の予定でしたが、県内の天候不良でヘリでの移動が困難なため、30日に延期されました。
午後には自衛隊のヘリコプターで上空から被災状況を視察されました。

八代市の球磨川河川緑地に着陸し、出迎えた小野泰輔市長にあいさつをされた後、被害が大きかった八代市、氷川町、宇城市など被災地一帯に向かって、黙礼をされました。
避難所に到着された際は、歓声が上がると手を振ってお応えになりました。
この避難所には、今もなお81人が避難生活を余儀なくされていて、両陛下は腰をかがめ一人ひとりに励ましの言葉をかけられたということです。

(皇后さま)
「おうちは?」
(被災者)
「ほぼ全壊みたいな感じです」
両陛下が災害からまもない被災地を訪問されるのは、2024年12月の石川県以来で令和に入ってから5回目です。
(被災者)
「(地震から)2カ月になって、だんだん心が沈んでいくところが、きょうは心が明るくなってありがたいことです」

(被災者)
「『大変でしたね』『頑張ってください』と優しい笑顔で励ましてくださいました。悲しみが吹っ飛んだような、ありがたい気持ちになりました」
地震後に避難所運営などに対応した人たちとも懇談されました。
(天皇陛下)
「大変ご尽力されましたね。何が一番大変でいらっしゃいましたか」
「高齢者の方は特に野菜不足を考えていますので、自分たちで野菜を分けてもらってみそ汁をつくったり汁物にしたりして提供してそれが一番大変でした」
地震当日、手術中に揺れが襲った熊本総合病院。この映像をご覧になっていたといいます。
(島田病院長)
「実は被災した時に手術室の当時の画像が全世界の方から称賛を受けまして」
(両陛下)
「大変でした」
両陛下は優しくねぎらいの言葉をかけられていました。
その後、震度7を観測した氷川町の小学校でも、被災した人たちに優しくお見舞いの言葉をかけられました。
両陛下は30日、胸にくまモンのバッジをつけ、被災者に寄り添い各地を巡られました。この後、宇城市を訪問し、東京に戻られます













