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2026年10月19日 11:40
ビジネスチャンス求め台湾へ進出!「熊本、九州を売り込む」熊本企業の狙い

 TSMCの進出をきっかけに、熊本と台湾の経済交流が盛んになるなか、熊本から台湾に進出する企業も増えつつあります。

 オフィスビルが並ぶ台北市の南京東路。ここに、今秋「台湾九州産交旅行社」が誕生します。熊本市に本社を置く九州産交ホールディングス(HD)と台湾の三普旅行社による合弁会社です。

 「もっと深い九州、もっと深い熊本を売り込むことが武器です。私たちはその知見をもっています」 

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 10月から台湾に赴任した村上伸介さん。現地採用の社員3人と熊本を売り込みます。

 狙うは、“インバウンド”の誘致による事業拡大です。

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 TSMCの進出を機に、熊本と台湾の間では、直行便の就航が相次いでいます。台北、高雄、台中、台南と九州最多の4路線。10月下旬からは台中便の増便によって、週29便になる予定です。

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 こうしたなか、台湾進出を決めた九州産交HD。織田正幸社長は「九州産交グループの“アキレス腱”ツーリズムの改革は急務。アウトバウンド中心の会社からインバウンド中心に変えていく、いいきっかけにしたい」と語ります。

 バス事業をはじめ、物販や飲食、旅行など11業種を抱える九州産交HD。円安や燃油高、物価高とアウトバウンド事業が逆風下にあるなか、追い風に乗って、会社の体質を変えていこうとにらみます。

 一方、合弁会社のパートナーである三普旅行社。佐瀨友一COOは「半導体の需要が高まっているなか、熊本は重要な拠点になる。いわゆる観光だけに限らず、産業や教育面でのニーズにも注目している」と語ります。

台湾から熊本、そして九州

 「熊本を起点として、九州を面で捉えて、台湾のお客さんにもっと深い熊本、九州を知っていただいて、より特色のあるツアー造成、手配の手伝いを各旅行会社さんに提案していきたい」

 こう村上さんが語るように、目指すのは、台湾から熊本、そして、九州への送客。9月中旬には、現地採用の社員3人が熊本城や阿蘇、天草をはじめ、霧島や高千穂などを訪れ、研修を行いました。

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 「郊外にもいいところがいっぱいで、ポテンシャルがある」と話すのは、台湾の旅行会社で働いていた林さん。新卒入社の廖さんは「昔は日本観光というと、東京、京都、大阪みたいなところだったけど、最近、九州観光は台湾でも流行っている。とくに若者の間で流行っている」と言います。

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 国土交通省九州運輸局によりますと、2025年に九州を訪れた外国人観光客は581万人と過去最高を記録。2026年上半期は、中国からの観光客の減少で全体としては減少しましたが、台湾からの観光客は前年同期比137.4%の伸びとなっています。

 7月の熊本地震の後も、一番早く戻ってきたのは台湾からの観光客。熊本城近くの観光施設「桜の馬場城彩苑」の小長井さんによると、半分以上がインバウンドで、うち90%が台湾からの観光客だといいます。

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 新たにスタートする台湾産交。まさに、熊本・九州を売るのが仕事と村上さんは意気込みます。

 「もっと熊本を知ってもらいたいし、九州を知ってもらいたい、そして楽しんでもらいたい。これが熊本、九州の復興につながると思っていますし、私たちの使命は、熊本を元気づけるところに集約されるかなと思っています」

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