
客の源泉徴収票を書き換えるなどして、不正に住宅ローンを申し込んだとして、住宅メーカーのシアーズホームグループホールディングスが謝罪しました。
2023年度までの5年間で着工した棟数、九州ナンバーワンを誇り、急激に売上を伸ばしていていたシアーズホームグループ。9日に会見した橋本社長らによると、実際の収入では住宅ローンを組めない客の収入を上乗せして表記するなどして、住宅ローンを申し込む不正行為が、127件発覚したということです。
2012年ごろから去年8月までに確認されていて、2021年から急増していたということです。
(社長)
「経営陣のコンプライアンス意識の希薄さとガバナンス体制の不備が根本的原因だと考えております」
シアーズホームグループは、営業成績に伴うインセンティブや売上へのプレッシャーなどが原因だと分析しています。
経営陣が今回の不正を認識していたことは確認されなかったものの、営業を重視する企業風土を是正できなかったとし、橋本葵社長の役員報酬50%の減額処分、役員以外の営業社員46人について、関与の程度に応じ懲戒解雇や降格などの処分を下しているとしています。
なぜ不正が広がったか
動機については「家を建てたい客の思いに応えたい」という間違った感覚であると説明しています。
また、営業社員には営業成績に応じて報酬が支払われるインセンティブが設定されています。
平均的な社員で年収に占めるインセンティブの割合は30数%。業界内ではむしろ低めの設定だとしていますが、この報酬を求めたことも一因となったようです。

手法については、最も多いのが客の源泉徴収票の収入を書き換えること。住宅ローンを通すために、場合によっては数百万円分上乗せしたこともあったようです。
シアーズホームグループはコンプライアンス教育を強化するなど再発防止策を講じているとしています。













