台湾のホテルから〇〇が消えた!? 2025年1月から廃止されたものとは
1月上旬、台湾旅行で3都市でホテルを利用しました。初日に到着した台北市内のホテルで、友人があることに気づきました。
「客室に歯ブラシがない!持ってきてないんだけど、フロントに電話してみる」
すると―
「歯ブラシが欲しいのに『台湾政府が…政府が…』って、伝わってないのかな」
言葉が上手く伝わらず、話がかみ合わなかったのかと思っていたのですが、次に泊まった台湾南部のホテルでは―
「歯ブラシどころか、スリッパがない!」
ホテルのフロントに尋ねると「政府の政策で2025年1月から廃止になりました。スリッパは25元で提供できます」との返答。

スリッパ
宿泊予約サイトの備品欄には、スリッパ有との記載があったのですが…
調べてみると、2025年1月から宿泊施設では、歯ブラシやカミソリ、シャンプーのミニボトルなどの無償提供を廃止する法律が施行されたとのこと。違反したホテルには罰金が課せられる一方、台湾観光庁は「台湾旅行にお越しの皆さまにおかれましては、日本で愛用されているのをご持参いただくか、日本へ持ち帰ってご愛用いただける台湾製品に現地で出会っていただければと思います」と呼びかけています。
台湾観光庁サイト「台湾の宿泊施設におけるアメニティの無償提供の終了について」
目的は、プラスチック製品の使用削減。日本でも「プラスチック資源循環促進法」により、フロントにアメニティを置いて選択制にしたり、有償化するホテルも登場しています。韓国でも2024年から、大型ホテルで同様の規制が始まっているそうです。これから世界基準になっていくのかもしれませんね。
今回利用したいずれのホテルも、確かにシャンプーはディスペンサー方式で、歯ブラシなどは置いてありませんでしたが、スリッパがなかったのは1施設。歯ブラシは持参していたものの、スリッパはなかったので、関係サイトに掲載してほしいとホテル側に伝えました。
2025年1月にスタートしたばかりなので、予約サイト等に掲載されていないケースもあるかもしれません。これから台湾旅行に行かれる方は、ご注意ください。