「大したことはありませんが、交通事故に遭って、念のために福田病院を受診しています」
取材にご協力頂いている妊婦さんからメールが届きました。
ご主人が運転する車に脇道から出てきた車が、よりにもよって、妊婦さんが座っていた助手席側にぶつかってきたという事故。
幸い衝撃も少なく、目立った怪我もありません。しかし、妊娠中（その時は、妊娠３ヵ月）ということもあり、念のために受診したということでした。
メールを受け取り、すぐに様子をみに福田病院へ向かい、私が到着したときは、診察も終わり、『お母さんにも、赤ちゃんにも異常なし』という診断結果が出ていました。笑顔のお二人をみて、一安心。
そして、その時の妊婦さんが言われたのが、
「心配かけてすいませんでした。念のためと思って受診したのですが、『今、事故にあった』と伝えると、すぐに診察室へ通されて診てもらえました。
妊婦健診で受診される方の順番をとばした形で…。
で、思ったのが、妊婦さんは、いつどんな風に緊急時となるのかわからないし、お腹の赤ちゃんのことは、診てもらわないと安心できないので、私も、妊婦健診の時は、緊急性の高い方を優先で、待っていてもお互い様って思わなきゃ…って感じました。」でした。
辛そうな方に声をかけたり、妊婦さん同士で、相手を気遣う様子は、取材をしていて、よくみかけます。
自分のことのように相手のことを感じてらっしゃるようです。
女性は、お腹に新しい命を宿すと、より慈愛深くなる気がします。
他のお母さんのお腹に宿っている命も同様に愛しんでいらっしゃると感じることが度々あり、その度に女性の身体のメカニズムの神秘を感じ、妊婦さん同士だけではなく、妊婦さんの周りの私たちも、細やかな気遣いをしたいものだと思っています。
この交通事故に遭った妊婦さんは、今年度の『ベビー誕生への道』のモデルさんです。（2014年4月5日よりスタート。毎月第１土曜日に放送）
このモデルさんのご紹介は、また、あらためて…
