16日に就任した熊本県の木村敬知事は、副知事に県の元幹部2人を起用する方針を明らかにしました。
副知事の候補者となったのは、元農林水産部長で県の病院事業管理者を務める竹内信義さんと、元土木部長で県建設技術センターの理事長を務める亀崎直隆さんの二人です。
今月23日に予定されている臨時県議会に人事案が提出されます。同意が得られれば、田嶋徹現副知事は退任する予定です。
今回の起用について、木村知事は会見で「課題対応能力の高さ」で決めたとした上で、農業の担い手不足や交通渋滞解消といった県政の課題への対応を期待するとしました。
また、幹部職員の16日付の人事異動が発表されました。東京事務所長に斎藤美恵さん、健康福祉部長に下山薫さん、観光戦略部長に倉光麻里子さんなど、部長級に女性職員を新たに3人起用しました。知事部局の管理職に占める女性の割合は14.6パーセントで記録をとり始めた2008年以降で最高となりました。