熊本県の川辺川の流水型ダム計画をめぐり、五木村で開かれた村民集会で、木下丈二村長が計画を受け入れる意向を表明しました。
木下村長
「これまでの58年にわたるダム問題を乗り越え、流水型ダムを前提とした村づくりに向けて、新たなスタートラインに立つべきだと判断しました」
ダム計画や村の振興策を話し合う場として、21日に開催された村民集会で、集まった約140人の住民を前に、木下村長が初めて計画受け入れの意向を明らかにしました。
判断の理由については、ダム計画が「環境に極限まで配慮されている」と受け止めたことや、国や県が示した村の振興策が評価できる内容だったことを挙げました。
集会では、住民から道路整備など振興策への期待の声が上がる一方で、ダムを前提としない振興策を模索すべきという指摘もありました。