サイバー攻撃によって商品の出荷に影響が出ているアサヒグループホールディングス傘下のアサヒビールは、10月の売上金額がおよそ1割減少したと明らかにしました。

　アサヒビールは10月2日から「スーパードライ」など売り上げのおよそ8割を占める主力商品を中心に出荷を再開しています。

　10月の売上金額は前の年と比べて概算で9割を超え、1割程度の減少となりました。

　ただ、販売数量についてはシステム障害の影響で公表を見送りました。

　売上金額としては、4月にスーパードライなどを値上げした効果で押し上げられた可能性もあります。

　受注・出荷体制については引き続き手作業での対応を継続していて、「一日も早く通常出荷に復旧できるよう取り組んでいきます」とコメントしています。