公明党の斉藤代表が26日の党首討論での企業・団体献金を巡る質疑のなかで高市総理大臣が「そんなことより、定数削減をやりましょう」と呼び掛けたことを批判しました。

公明党　斉藤代表 「野田代表とのやり取りのなかで『そんなことより、定数削減をやりましょう』との発言がありました。企業・団体献金の規制というのは『そんなこと』なんでしょうか。私はそこに政治改革への取り組みの姿勢、疑問を感じざるを得ませんでした」

　立憲民主党の野田代表も党首討論の後に高市総理の発言について疑問を呈していました。

立憲民主党　野田代表 「定数削減で私ももちろん思うところがいっぱいありますけれども、『そんなこと』ではなくて、まずはここからスタートだと、政治改革のセンターピンはやっぱり政治資金規正法だと」

　企業・団体献金を巡っては、公明党と国民民主党が献金の受け手を政党本部と都道府県連に限定し、規制を強化するための政治資金規正法改正案を国会に提出していて、立憲民主党も賛同する方針です。

　一方、与党側は来週にも議員定数削減に関する法案を提出し、政治資金規正法改正案よりも先に議論したい考えです。

　来月17日までの会期内に両案を審議するのは難しく、結論を出すのは難しい情勢です。