安倍元総理が銃撃された事件の裁判に、妻の昭恵さんが出廷しました。

　山上徹也被告（45）の公判では、開廷直後に被害者参加人として安倍元総理の妻の昭恵さんが法廷に姿を見せました。

　被告人質問で山上被告は証言台の前に移動した後、昭恵さんが座る方向に向かって一礼してから着席しました。

　弁護人からは、旧統一教会の創始者である文鮮明氏が2012年に死亡した時の心境を聞かれ、「やっと死んでくれたなという気持ちでした」と答えました。

　また、文氏の一家に様々なトラブルがあったことをまとめたサイトを印刷し「目が覚めるんじゃないか」と母親に読み上げたことがあったものの、「母親は耳をふさいで出て行ってしまった」と述べました。