熊本市東区小峯に2年前にオープンし、支持を広げているラーメン店があります。

　脱サラして独立したという店主・片山堅太さんが作るのは、地元・福島県白河市発祥の「白河ラーメン」です。

鶏ガラスープ×ちぢれ麺

　熊本では、なじみが薄い「白河ラーメン」。醤油ベースの鶏ガラスープにちぢれ麺。トッピングはほうれん草、ナルト、メンマ、海苔とまるで漫画に出てきそうなビジュアルです。

　味の決め手となる醤油は福島県の老舗醤油蔵「ヤマボシ醤油」を使用し、コク深く香り高い一杯に仕上げています。

　実は、白河市も熊本と同じく水が自慢のまち。片山さんは「醤油と美味しい水があれば、美味しいものができるだろう」と考えたそうです。

　また、手もみのちぢれ麺を使用。つるっとしたのど越しの麺に、スープがしっかり絡むのが特徴です。

　「一見さっぱりしているように見えるけど、コクと旨味があって、食べごたえがあって、飲みごたえがあるようにしている」といいます。

濃厚味噌ラーメンもおすすめ

　もう一つの看板メニューが濃厚味噌ラーメン。6種類の味噌をブレンドしたスープはとても香り高く、濃厚だけど、ついつい何度もスープを飲んでしまう味わいに。

　注文が入ってから、大きめにカットした豚バラを炙ってトッピングしています。もやしとネギのシャキシャキ感も合わさり、食感も楽しい一杯です。

熊本で「白河ラーメン」の味を

　開店して2年、それぞれのメニューにファンがついてきていると語る片山さん。「九州の方に、新しくもあり、懐かしいと感じてもらえる白河ラーメンを広めていきたい」と意気込んでいます。

（「ランチにtouch」11月13日放送）