栃木県の温泉施設では、22日の「冬至」に合わせて風呂に入れるユズの収獲が行われています。

　栃木県日光市にある東照温泉のユズ畑には、2000平方メートルの敷地に樹齢45年にもなる大木が30本ほど植えられていて、びっしりと鈴なりに黄色い実をつけています。

　今年は夏の猛暑の影響で数は少ないものの、比較的大きく実って香りも良いということです。

　冬晴れの下、温泉施設の職員らが梯子に登って、ユズを一つひとつ丁寧に収穫していました。

東照温泉　木村實社長 「今年は良い収穫で、去年ユズは採れなかったので、今年は良い収穫で良いユズが採れています。去年より大きなユズでね。鬼柚子（ゆず）っていうのかな。かぼちゃのようなユズが採れたのでそれも含めて素晴らしい『ゆず風呂』ができると思います」

　ユズは、およそ3500個・300キロほどが収獲され、冬至の日の「ゆず湯」用に提供される予定です。