高市総理大臣は岸田元総理大臣ら歴代総理と相次いで会談しました。臨時国会を振り返るなかで膠着（こうちゃく）状態となっている皇室典範の改正についても話題になったということです。

　高市総理は22日午後、岸田元総理大臣の議員会館の事務所を訪れ、岸田元総理大臣側が用意したケーキを一緒に食べながら約15分間、会談しました。

　関係者によりますと、岸田氏が臨時国会を振り返り、「順調な滑り出しですね」と話すと、高市総理は「予算委員長が厳しくて大変でした」と応じたということです。

　衆議院では10月から立憲民主党の枝野幸男元代表が予算委員長を務めています。

　また、皇室典範の改正についても話題となり、高市総理は「なかなか議論が進まない」とこぼしたということです。

　日本維新の会との合意文書では、安定的な皇位継承に向けて来年の通常国会で皇室典範の改正を目指すとしていますが、与野党協議は決裂したままで臨時国会では開かれませんでした。

　その後、高市総理は菅元総理の事務所を訪れ、約10分間会談しました。

　この後、麻生元総理や石破前総理とも面会する予定だということです。