ホーム
2026年1月28日 14:11
【速報】再審認めず 74年前の「菊池事件」めぐり熊本地裁が請求棄却

 ハンセン病とされた男性が隔離先の「特別法廷」で死刑判決を受け、執行された「菊池事件」をめぐり、熊本地裁は再審開始を認めない決定をしました。

 菊池事件は、ハンセン病とされた男性が1952年に熊本県内の自治体の元職員を殺害した罪に問われ、熊本県合志市にある国立ハンセン病療養所菊池恵楓園や菊池医療刑務所に設けた「特別法廷」で死刑判決を受け、1962年に執行されました。

 熊本地裁は2020年、男性が隔離先の事実上非公開の特別法廷で裁かれたことを憲法違反とする判決を下しています。遺族らは、その翌年、裁判のやり直しを請求、去年7月まで裁判所・検察・弁護団で協議が重ねられてきました。

 このなかで、弁護団は、特別法廷で裁かれたという裁判手続きの違憲性と、証拠となった凶器や親族の証言に矛盾があると訴え、新証拠を提示していました。

 死刑執行後の事件で再審開始が認められれば、初めてとなるケースで、裁判所の判断が注目されていました。

 熊本地裁は、28日午後、弁護団が主張する裁判手続きの違憲性と新証拠の明白性を裁判やり直しの条件として認定せず、再審決定を認めない決定書を交付しました。

この記事の写真を見る