
大学生を殴り死亡させた傷害致死の罪…当時17歳の男は起訴内容を認める
2026年6月1日
面識のない男子大学生の顔を殴り、死亡させた罪に問われている男の裁判員裁判で、検察側は懲役10年を求刑しました。

起訴状などによりますと、当時17歳の男は2024年2月、熊本市中央区安政町の駕町通りで、面識のない男子大学生(当時22歳)の顔を殴るなどしてけがをさせ、死亡させた罪などに問われています。
被告の男は、これまでの裁判で起訴内容を認め、動機について「腹が立っているときに談笑している様子を見て、自分のことを笑われたと思った」と話しました。
3日は、男子大学生の両親が証言台に立ち「素手や足だけで人の命を奪ったこと自体が極めて危険で凶悪な犯行。結果の重大さを重く受け止めていただきたい」などと厳正な処罰を求めました。
また、検察側は論告で「約1カ月の間に5件もの粗暴犯に立て続けに及んだ」と指摘。「保護観察中の傷害致死事件で、再犯の恐れが大きい」などとして懲役10年を求刑しました。
これに対し、弁護側は最終弁論で「酒に酔った状態での突発的な犯行で、殺す意思はなかった。適切な環境があれば更生の余地がある」などと情状酌量を求めました。
被告の男は最後に「謝っても謝り切れない気持ちでいっぱいです」と遺族らに深く頭を下げました。
判決は8日に言い渡される予定です。