
熊本県合志市のコンビニエンスストアに刃物を持った男があらわれ、駐車場で警察官が発砲。当時、撮影された動画に、緊迫の一部始終がおさめられていました。
22日午後6時ごろに撮影された動画。コンビニの駐車場で男が警察官2人に刃物を示しています。
(警察官)
「武器をおろせ」「武器を捨てろ」
すると…住宅街に銃声が響きました。
(撮影者)
「何回発砲した今」

警察官が発砲。その後、男は取り押さえられました。
事件があったのは、合志市幾久富のコンビニ「ファミリーマート永江団地店」。
騒ぎから約1時間半後、店舗には規制線が引かれ、警察による捜査が行われていました。
(住民)
「刃物を持った男の人に警察官が『武器を捨てろ』と言っていましたが、なかなか言うことを聞かないので、威嚇で3発ぐらい発砲していた。住宅街で静かなところですが、こういうことがあると恐ろしい」
「確保された後に、犯人は『強盗だ』みたいなことを自分で言っていました」
「犯人も目が血走っていたような。普段の表情ではないような感じはした」
閑静な住宅街で起きた事件。当時、何が起きていたのか。

警察が事件を認知したのは午後6時1分。
コンビニの店員から「刃物を持った男が入ってきた」と通報がありました。約5分後、警察官2人が現場に到着すると、駐車場で男と遭遇。男が警察官に刃物をつきつけたため、警察官は刃物を捨てるよう説得した上で発砲。
午後6時9分ごろ、銃弾は男に命中し、現行犯逮捕されたということです。
(住民)
「結構聞こえたんですよね。4発5発くらいは聞こえたと思う」
複数の発砲があったという目撃証言がありますが、警察は何発、発砲したかについては明らかにしていません。
警察官に刃物を突きつけた公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されたのは、近くに住む職業不詳の前田詩音容疑者(21)です。消防によると、前田容疑者は逮捕の際、右肩と右足を負傷し、病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。
警察は、前田容疑者が刃物を持ってコンビニに入った際、3万円を奪った強盗の疑いもあるとみて捜査を進めています。
住宅街での発砲 拳銃の使用は…

(記者)
「警察官が発砲したのは、こちらの駐車場で、すぐそばには、民家や店舗ががあります。警察は拳銃の使用が適正だったか、調査中だとしています」
現場周辺は、子ども達が通う塾などもあり、人通りの多い場所です。今回の発砲は適正だったのでしょうか。
警察官の任務などを定める「警察法施行令」に基づき、警察官が「威嚇射撃をすることができる場合」が決められています。

「拳銃を構えても相手が行為を中止しないときや、威嚇のために拳銃を撃つことが相手の動きを止める手段と認められる場合」としています。
ただし、「発砲する場合、人への危害などがないように拳銃を打つ方向など注意し、必要最小限の発砲にとどめる」とも記されています。
7月20日には、神奈川県相模原市で車がコンビニに突っ込み、買い物をしていた高校生がけがをしました。
警察は、車を運転していた男(45)が、刃物とゴルフクラブを所持していたことから、威嚇発砲をした上で現行犯逮捕しています。
相模原署は、「拳銃の使用については、現時点で適正だったと判断している」とコメントしています。













