
天草沖で沈没…旧日本海軍の軽巡洋艦「長良」初の潜水調査を実施へ
2026年7月7日
82年前に熊本県天草沖で沈没した軍艦の初の有人撮影が行われました。
21日朝、天草市牛深町の港に、水中探検家・伊左治佳孝さんら潜水調査チームの姿がありました。

(伊左治さん)
「御遺族の方から、遺影に供えたいというご連絡をいただいているので、それが
できる写真を撮ってお渡ししたいなと」

プロのダイバーらが挑むのは、牛深港から約10キロ沖合に沈んでいる軍艦「長良」の撮影です。
旧日本海軍の軽巡洋艦で、1944年にアメリカ軍の潜水艦から魚雷攻撃を受け、沈没。乗組員583人のうち、348人が犠牲となりました。
「長良」が眠っているとされる水深80メートルに滞在できる時間は、わずか約20分。
船の出港から6時間が経過した午後3時半ごろ、調査チームが港に帰ってきました。
(伊左治さん)
「撮れましたよ!」

想定よりも約20メートル深い、水深100メートルの海中で、初めて「長良」の撮影に成功しました。
(伊左治さん)
「船に潜るのは、船の歴史に潜ることだと思っていて、今どうなっているかを海洋遺産として、文化遺産として記録する必要がある。そこに僕らが何かつけ加えていけたらいいと思う」
今回は、遺骨や遺品の回収は行いませんが、撮影した写真は、遺族や天草市の記念館などに提供されるということです。