
地震で被災したい草農家と畳表生産者を助けたいと、1億円を超える寄付が寄せられました。
畳製造・販売会社を束ねる岡山県倉敷市の会社の会長が、熊本県八代市を訪れ、1億1000万円を寄付しました。

復旧・復興の一助になりたい、い草農家が減るのを食い止めたい、という思いが込められています。
(難波会長)
「私どもも協力していきます。皆さんも頑張ってやっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」
寄付金は、八代市、宇城市、氷川町のい草農家、畳表生産者約240軒に配分されます。
地震で甚大な被害を受けたい草の生産者。悲痛な声が聞かれました。
(吉住部会長)
「私たち熊本のい草農家は、今まさに、存続の危機に立たされております。ただでさえ厳しい状況下で、仕事の基盤そのものを奪われた生産者の絶望は、言葉では言い表せません」
(生産者・畑野さん)
「苗も植えた直後の方もおられますし、今年断念した人もおられますし、小屋がつぶれた人も、畳表織れない人もたくさんおられますんで、相当減るのかなと思います」
い草農家の被災で価格が高騰
熊本市にある「畳のかなもり」。主に八代市の問屋から畳表を仕入れ、畳を製造・販売しています。
(金森店長)
「いつもの年を10とすると、問屋さんに在庫があるのが、多分4とか3とか、そんな感じでしょうね」

い草農家が被災したことで、在庫が減少し、価格も高騰しています。
「地震の前と比べると、3割近く上がっているんですよ。材料が。そうなると、年末くらいにかけて、やっぱり値段を上げざるを得ないっていうところがありますので」
畳の注文のピークは、来客が増えるお盆と正月の前ということで、年末の需要に向け、仕入れができるか不安感があるといいます。
「10、11、12月の一番忙しい時期に向けて、材料を今から入れ始めないといけない状況ですけれども、今非常にそれが少なくなっているので、不安ですね」

畳はい草以外の素材でも作ることができますが、い草にしかないメリットも数多くあるといい、農家の廃業に危機感を募らせます。

「だんだん、そういう(い草の)商品がなくなってくると、畳屋としては、ほかの材料に変えていかざるを得ない部分が出てくる可能性はありますね。なので、八代の農家にやめないでほしいという気持ちがすごく強いです」













