
ゆりかご当事者・宮津航一さんが大学卒業 決意新たに
2026年3月21日
親が育てられない子どもを匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご」当事者の宮津航一さんが、これまでの人生をつづった書籍を出版しました。

宮津航一さん
「ゆりかごの子だけじゃなくて、いろいろな境遇の子ども達が大人になったときに、今も含めて、自分は生まれてきてよかったと思ってほしいなと」
熊本市の慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」に、3歳の時に預け入れられた宮津航一さん。高校卒業を機に、実名で生い立ちを明かしました。
大学を卒業した現在は、全国各地で講演し、ゆりかごへの理解を訴え続けています。

そうした人生の歩みを記した自伝が17日、熊本県内の書店に並びました。
タイトルは「生まれてきて、よかった」です。
ゆりかごがあったから命が助かったという感謝の気持ち、宮津家に引き取られ、愛着関係を築く過程で現れた里親への「試し行為」やゆりかごについて、周囲に話せなかった心境など当事者としての思いがつづられています。
宮津航一さん
「過去を振り返りながら、マイナスの気持ちも思い出しながら向き合った。自分が隣にいたらどういうことができるかなと考えてもらえる機会にもなってほしい。この本が当事者の家族や関わる方、地域・社会の理解にもなればいいなと」