
「警察沙汰になっていたかも」内密出産を選んだ理由…親との関係性、経済的事情 費用負担どう考える
2026年3月28日
熊本市の慈恵病院が運営する「こうのとりのゆりかご」。訪れる母親へのメッセージが壁画で表現されました。
親が育てられない子どもを匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご」。
細長い通路を進んでいくと、作業が進められていました。

水性のペンキを絵の具代わりに、あたたかみを感じる色味で下地が塗られていきます。
手がけるのは、熊本市中央区のデザイン会社「ライズデザイン」。病院の活動に賛同し無償で取り組んでいます。

ライズデザイン・寺本圭吾社長
「こういう設備がなかったら、お母さんが赤ちゃんを遺棄したり、殺めたりすることもあるかもしれない赤ちゃんのためだけではなくて、お母さんのための施設でもあるというところに、すごく賛同している」

1月には2007年の開設以降初めてロゴマークが変更されました。
同じくライズデザインが手がけたもので、今回の壁画は、ゆりかごの扉へと続く物語となっています。
作業に要したのは5日間、最後に色味の調整などを行い20日に完成しました。
ライズデザイン・寺本圭吾社長
「最初に赤ちゃんが生まれたところから物語が始まって、事情があって育てられなかったという赤ちゃんが、一人ぼっちになってしまうんですけど、こうのとりたちが集まってきて、子どもを見つけて、幸せな場所にみんなで届けますと、お預かりしますという意味合いが込められています。最後の赤ちゃんを背負ったこうのとりの形というのが、最終的なロゴマークに繋がっているというストーリーになっています」

「ゆりかご」には、これまでに193人の幼い命が託されました。
5月に開設から19年を迎えます。