
内密出産などの実情は…国内初の取り組みを泉佐野市長が視察 行政主導で導入検討
2026年2月10日
神戸市の自宅で出産直後の赤ちゃんを死なせ、遺体を遺棄したとして、母親が起訴されました。相談を受けていた慈恵病院の蓮田健院長は「有罪となれば、犯罪を誘発してしまう」と懸念を示しています。
蓮田院長
「私は被告となった女性と最初に連絡をとった人間ですので、あの時の女性の話しぶりからすると、私は(母親は)赤ちゃんを殺していないと思います」

起訴状によりますと、神戸市に住む20代の母親は、今年1月、自宅で出産した赤ちゃんの首をつかむ暴行を加えて窒息死させ、遺体を袋に入れて、クローゼットに遺棄したとして、傷害致死と死体遺棄の罪に問われています。
この母親は、当初、死体遺棄の疑いで逮捕され、その後、殺人の疑いで再逮捕されました。
警察の調べに対し、「赤ちゃんが生まれたことがばれてしまうと思って、赤ちゃんの首を右手でつかんだ」という趣旨の供述をしていて、「殺していません」と容疑を否認していました。
母親は、1回目の逮捕の前日、対応について慈恵病院に相談していました。

蓮田院長
「赤ちゃんが生まれて24時間以内に私に相談してくれたので、隠したり棄てたりする意図はなかった。もし、これで遺棄罪が成立すると、今後(自宅で)死産になった女性が逮捕を恐れて、まさに隠したり棄てたりしますから、犯罪を誘発してしまいます」
慈恵病院の蓮田健院長は「この事件の裁判が、孤立出産における死体遺棄の考え方を司法や社会に問いかけ整理されるきっかけになることを祈ります」とコメントしています。