戦闘終結に向けたアメリカとイランの協議は、スイスで行われる予定でしたが、延期になりました。延期の理由はイスラエル軍によるレバノンへの空爆だった可能性があります。
■米・イラン 第1回協議“延期”
トランプ大統領 「今ホルムズ海峡にとどまっていた船は、今までに誰も見たことがない勢いで出て行っています。その数は700隻に上り、海峡からあふれ出ています。石油がそこら中に飛び散っているようなものです」
イランを巡る外交の成果をこれでもかとアピールしたトランプ大統領。その前日、アメリカのニュースサイト・アクシオスのインタビューを受けた時にはこのように話していました。
トランプ大統領 「(Q.あなたは無条件降伏しか望まないと言っていましたが、この覚書は無条件降伏には見えません)まあ、実際には、おそらく無条件降伏なんでしょう」
あくまで無条件降伏だと言い張るトランプ氏。停戦を巡っては、アメリカとイランの本格協議が、19日にスイスで開かれるはずでした。しかし、開催初日の前日に急きょ延期となりました。
アクシオスはアメリカ高官の話として、イランがレバノンに対するイスラエルの攻撃を合意違反だとしていることが、協議延期の理由である可能性があると伝えました。
しかし、イスラエルは、覚書への署名が行われた後もレバノン南部に対する空爆や砲撃を続けています。
イスラエル軍 デフリン報道官 「イスラエル北部の住民に対する脅威が存在する限り、我々は前線での防衛態勢を維持しています。ヒズボラが脅威であり続ける限り、我々は前線に展開し続けます」
そんななか、停戦に向けた新たな動きがありました。
ホワイトハウス当局者 「イスラエルとヒズボラは、レバノンでの停戦を再開することで合意しました。停戦は現地時間午後4時(日本時間19日午後10時)に発効する。新たな合意はイスラエルおよびイランとの協議を経て、アメリカとカタールの仲介により成立した」
イスラエルとヒズボラの停戦が決まったことが明らかになりました。
しかし、ロイター通信によりますと、停戦の発効からおよそ1時間後、イスラエル北部にいたロイター通信の記者が、国境を越えたレバノン側で依然としてイスラエル軍の空爆が行われていることを確認したといいます。
ワシントンポストはこう報じています。
「アメリカ情報機関の当局者らの話として、今週回覧されたものを含む情報報告書によれば、イスラエルはレバノンにおけるイランの代理組織ヒズボラに対する軍事作戦を継続する意向のようです」
イラン外務省は、アメリカとの直接協議が延期になったことについてこのように話しました。
「覚書への署名は18日未明にデジタル形式で行われたため、スイスでの会合を急いで開く必要はなくなりました。しかし、今後数日以内に会合を開催する方向で調整を進めています」
アメリカメディアによりますと、トランプ氏は、イスラエル側と協議し、ヒズボラとの停戦に同意するよう求めたことを明らかにしました。ネタニヤフ首相と直接話したかどうかについては、言及を避けたということです。
(2026年6月20日放送分より)









