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2026年8月12日 11:17
ゾロリが守り続ける「戦わずに解決する」こだわりと時事ネタの秘密

 熊本県立美術館分館で開催中の「かいけつゾロリ大冒険展 熊本編」。作者、原ゆたかさんの独占インタビュー第3回は、原さんが守り続けている“こだわり”と、読者を飽きさせない“遊び心”についてです。

アニメ化で気づいた恐怖「戦わないで解決したい」

 1987年に誕生した「かいけつゾロリ」シリーズ。40年近く一貫して続けてきたコンセプトがあるといいます。

 その1つが“戦わないで解決する”ことです。

 アニメ化された『ドラゴンたいじ』で、ゾロリが剣を持って相手に襲いかかるシーンを見て「本当に殺しにかかっているなと感じて、すごく怖かった」という原さん。「リアルな戦争が起こっている中で、見ていられない」という思いも募り、『なるべく戦わないで物事を解決する物語』を続けていくことにしたそうです。

『かいけつゾロリちきゅうさいごの日』p80-81よりcamera icon
『かいけつゾロリちきゅうさいごの日』p80-81より

 その戦わない解決策は、ユニークです。

 おならで戦意を喪失させたり、親父ギャグで凍らせたり。お互いが傷つかずに解決する方法を常に考えているとのこと。読者の子どもたちが真似をして、危険にさらされないよう、細心の注意を払っているそうです。

大人もニヤリとする時事ネタ・パロディの遊び心

 さらに、作品に散りばめられた時事ネタも特徴です。

 Jリーグ発足の年には、スター選手のパロディも。読み返した時に、その時代を振り返るタイムカプセルのような物語になるよう構成されています。

 最近はコンプライアンスも意識して「出版社に迷惑をかけないよう、大人が気づかない程度に、こっそり隠している」と笑う原さん。遊び心が作品を支えています。

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 原さんの優しさと遊び心が詰まった「かいけつゾロリ」の世界。貴重な原画や資料、ゾロリが集めた「お宝」の立体作品など約200点が熊本県立美術館分館に集結しています。会期は8月29日までです。

©原ゆたか/ポプラ社

展覧会 かいけつゾロリ大冒険展 熊本編
会場 熊本県立美術館分館(熊本市中央区千葉城町2ー18)
期間 8月11日(火)~8月29日(土)
入場料 中学生以上1200円,小学生600円,幼児300円,3歳以下無料 
その他 大人1人(有料)につき小学生以下1人無料
有料入場者に先着で熊本限定ビジュアルカードをプレゼント
※1日先着200枚(なくなり次第終了/全5種)

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