
熊本県立美術館分館で11日、「かいけつゾロリ大冒険展 熊本編」が開幕しました。作者の原ゆたかさんは熊本市生まれ。独占インタビューのシリーズ第2回は、累計発行部数3500万部を超え、ギネス世界記録のロングセラーとなった『かいけつゾロリ』の“誕生秘話”に迫ります。
挿絵描きの“わがまま”から始まった挑戦

もともと、読み物の挿絵描きとしてキャリアをスタートさせた原さん。当時の挿絵は「ついでに付いている絵」のような扱いをされることが多く、悔しい思いを抱いていたといいます。
「5冊で悪の修行をして戻るはずだった」

『ほうれんそうマン』はヒットしましたが、
「敵役だった『ゾロリ』を主役にして、5冊くらい悪の修行をさせて、『ほうれんそうマン』が戻ってきたらまた戦う。アンパンマンのバイキンマンが独立したような形ですね」
当初は、5冊程度の予定だったそうですが、気づけば10冊、15冊と続いていきました。

子ども向けの本で「悪者が主役」というのは、当時としては非常に珍しい試みでした。
「悪事は失敗するからやめようね」という逆説的な本にするつもりが『ゾロリがんばれ!』という応援のファンレターがたくさん届くように。
そこで、『悪いことをしようとするけれど、最終的にはいいことをしてしまう』というストーリーを組み立て、安心して読ませられる形に変化していったといいます。
展覧会情報
熊本県立美術館分館で開催中の「かいけつゾロリ大冒険展 熊本編」。
会場には、作中の名場面をもとにした撮影スポットや体験型展示も設置され、子どもはもちろん、かつて『かいけつゾロリ』を読んでいた大人にも楽しめる展覧会です。
原ゆたかさんは「今もなお大変な状況の中にいらっしゃる方も多いと思います。この展覧会がほんのひとときでも皆さんの笑顔や心の支えになれたら」とメッセージを寄せています。
会期は8月29日までです。

©原ゆたか/ポプラ社
| 展覧会 | かいけつゾロリ大冒険展 熊本編 |
|---|---|
| 会場 | 熊本県立美術館分館(熊本市中央区千葉城町2ー18) |
| 期間 | 8月11日(火)~8月29日(土) |
| 入場料 | 中学生以上1200円,小学生600円,幼児300円,3歳以下無料 |
| その他 | 大人1人(有料)につき小学生以下1人無料 有料入場者に先着で熊本限定ビジュアルカードをプレゼント ※1日先着200枚(なくなり次第終了/全5種) |













