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2026年9月26日 17:18
「最初は賭け」仏シャンパンメーカー 気候変動見越し10年前に英進出成功 日本輸出も

 今年、深刻な熱波に襲われブドウの不作が懸念されるフランス。こうした気候変動を10年前から見越してイギリスに進出したシャンパンメーカーが成功を収めています。

ポメリーの醸造家 バティスト・シャゾーさん 「ことしはブドウが非常に成熟したので当たり年になるでしょう」

 フランスのシャンパーニュ地方で190年の歴史を誇る「ポメリー」は10年前、北西におよそ350キロ離れたイギリス南部に進出しました。

 冷涼なイギリスは、ワイン用ブドウの生産に適さないとされていましたが、気候変動で適地が変わる未来を早くから見越していました。

バティスト・シャゾーさん 「最初は賭けのようで全く新しい事業でしたが、挑戦したかったのです。いまやここの気候は昔のシャンパーニュ地方のようです」

 事業は軌道に乗り、世界的なコンテストで受賞したほか、年間およそ10万本を生産するまでになりました。一部を日本にも輸出しています。

ワイナリーを訪れた人 「どれも本当にすばらしいですね。かつてイギリスワインはいまいちでした。ブドウに適した気候になったのですね」

 フランスの研究チームは、2024年の論文で「今世紀末までに伝統的なワインの産地の90%が気候変動などの影響で消滅するリスクがある」と発表しています。

バティスト・シャゾーさん 「ワインの産地はさらに北へ徐々に移っていくと思います。ブドウの品種やワインの作り方を、どのように気候に合わせていくのか考えなければなりません」