ホーム
2026年11月2日 05:00
「秋の褒章」紫綬褒章に奈良美智さんら
「秋の褒章」紫綬褒章に奈良美智さんら
「秋の褒章」紫綬褒章に奈良美智さんら

 「秋の褒章」の受章者が発表され、芸術・文化の分野で活躍した人に贈られる「紫綬褒章」には、現代美術家の奈良美智さんらが選ばれました。

 奈良さんは大きな頭部と挑発的なまなざしが特徴的な子どもを描いた作品で国際的な評価を集め、2025年、アメリカのタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出されました。

 奈良さんは、「最初に聞いたときは、正直『えっ、自分が?』と思いました。子どもの頃から褒められるより叱られる方が多かったので(笑)。そもそも、国から褒められるために絵を描いてきたわけではないし、どちらかといえば、世の中の常識や権威とは少し距離を置いてやってきたつもりです。そんな自分が国から褒章をいただくというのは、なんだか不思議な感じがします。もちろん、ありがたいことですし、これまで自分の絵を見てくれた人や、支えてくれた人たちにも感謝しています。ただ、賞をいただいたからといって、自分の絵が昨日より良くなるわけじゃないし、自分自身が急に立派な人間になるわけでもありません。褒章はありがたくいただきますが、だからといって急に物分かりのいい人間になるつもりはないです(笑)」とコメントを寄せました。

 また長年仕事に励み、模範となる人に贈られる黄綬褒章には、氷彫刻家で、2025年に「現代の名工」にも選ばれた、小野恒夫さんらが選ばれました。

 小野さんは「『現代の名工』まではうれしかったですが、黄綬褒賞ともなると、もらってしまっていいのかなという気持ちです。うれしいよりも、どうしようかという感じで、今でも戸惑いがあります。これを機会に、少しでも氷彫刻界が盛り上がればいいなと思います。自分の持っているものを次の世代の人たちに伝えていき、繋げていくことが、これから残された時間の少ない自分の課題だと思います」と話していました。

画像:Photo RyoichiKawajiri