
高校バスケットボールの頂点を決めるウインターカップの熊本県予選が25日に開幕します。今年の注目チーム・選手を取材しました。
男子 “絶対王者”を崩せるか
去年、熊本県予選10連覇を果たした男子・九州学院。例年に比べ、平均身長が低いものの、安定感のあるガード陣が試合を作ります。
注目は、1年生の時から試合に出場している兼瀬心貴選手。九州学院でウインターカップに出場した兄・智貴さんの影響で入学しました。

(兼瀬選手)
「兄がプレーしている姿がかっこよかったので、自分もここで頑張れればいいなと思って来ました」
持ち味は味方を生かす視野の広さ。冷静にパスを供給し、得点につなげます。
(兼瀬選手)
「だいたい味方の動きや位置もわかっているので、1カ所だけ見るのではなくて、1カ所を見つつ周りもしっかり見るようにしています」
兼瀬選手を中心に1・2年生が主体の今年のチーム。田中洋平ヘッドコーチは、主将の山中選手ら3年生の奮起に期待を寄せています。

(山中主将)
「自分たちこの1年間、下級生に支えられてばかりなので、最後は3年の意地見せて自分たちが勝たせられたらなと、ウインターカップに連れていけたらなと思っています」
打倒・九州学院を掲げ初優勝を狙うのが慶誠。大黒柱は、西アフリカのガンビアからの留学生ジョウベ・バーブカー選手です。愛称は「バーバ」。

身長2メートル3センチと長身を生かしたプレーで、ゴール下では圧倒的な存在感を誇ります。去年は精神的にムラがありましたが「チームのエース」としての自覚が芽生えてきたといいます。
(バーブカー選手)
「体調はとてもいいです。少し前にけがもあり、調子を落としていましたが、ウインターカップ出場権獲得のために全力を尽くしたいです。ガンバリマス!」
熊本県高校総体決勝では、前半まで九州学院をリード。最後まで自分たちのバスケットを貫くことができれば、勝機はあると自信をのぞかせます。

(工藤主将)
「バーバに2人がかりで止めてくることはわかっているので、そこで頼りすぎずに自分たちが攻め切ることがポイントだと思います。やってきたことを積み重ねてやることで、自分たちの力を信じたら勝てると思うので、絶対勝って、全国行きます」
女子 5連覇狙う慶誠
熊本県予選4連覇、2024年のウインターカップでは全国準優勝を果たした女子の王者・慶誠。今年も夏の熊本県高校総体を制し、盤石の強さを誇ります。

チームを牽引するのが、西アフリカ・ナイジェリアからの留学生、3年生のフェイバ・ヘンリー。身長180センチ、慶誠の攻守の要です。
最高到達点3メートル超えのジャンプ力と長い腕を生かしてリバウンドを制し、そのまま得点を奪う決定力も兼ね備えています。
(ヘンリー選手)
「リバウンドを取らないと、チームのオフェンスが上手くいかないと思うから、チームメイトが(シュートを)打てば絶対にリバウンドを取る気持ち」
ヘンリー選手ら強力攻撃陣にボールを供給するのがチームのキャプテン・楢崎亜美選手。粘り強いディフェンスに加え、攻撃の司令塔として、相手ディフェンスのタイミングをずらしたパスを狙います。
(楢崎主将)
「フェイバのところが強みなんですけれど、任せきりになるのではなくて、しっかり周りも合わせたプレーをして、ディフェンスはタイトにしていきたいと思っています」
目標は県予選5連覇、そして全国制覇です。

(楢崎主将)
「初めから慶誠らしいプレーをして、絶対に優勝したいです」

その慶誠に待ったをかけるのが、新人戦・県高校総体で準優勝、年間を通して結果を残す尚絅。躍進の立役者は3年生コンビです。
エース・石本仁実選手は、持ち味のストップ・ジャンプシュートを軸に得点を量産。松成真生選手は、ゴール下の核としてリバウンドでチームを支えます。
(豊田ヘッドコーチ)
「苦しい展開になったときに、石本は自覚をもって得点を決めてくれるし、松成はリバウンドを死に物狂いで飛び込んで取ってきてくれるので、両方ともカギになる選手」
チーム内でも貴重な170センチ超の2人。中学時代に選抜チームで出会い、切磋琢磨しながらチームを支えてきました。

(松成選手)
「仁実は唯一無二の存在で、自分のバスケ人生の中で本当にいてくれてよかったなと思います」
(石本選手)
「私もそうで、バスケだけじゃなくて私生活でも一緒にいて楽しいし、いてくれてよかったなと思います」
3度目の正直で、悲願の初優勝を狙います。
ウインターカップ熊本県予選は、10月25日開幕。KABでは3回戦から全試合ライブ配信、11月8日に行われる男女決勝の模様は、生中継で放送します。













