この一年間、お世話になりました。みなさんの世話になった覚えはないが、一応、礼儀だから書いておく。来年もよろしくお願いします。これもしらじらしいなあ。今回のコラムはこれでおしまい。

と言ったら、例のごとくコケボウが烈火のごとく怒った。「社長、給料泥棒といわれますよ」、「他に取り柄はないんだから、コラムぐらい書かなきゃ」とかなんとか。ムチがびしばし飛んできた。冬のボーナスはもらったし、当分、業績査定はないので、言いたい放題だ。よし、見ていろ。来年夏のボーナスでは絶対、報復してやるぞ

ところで年明けとともに恐怖のシーズンが始まる。5日から新年会、年賀会、祝賀会、互礼会と名前はさまざまだが、社外のパーティーが続く。出席の返事を出したのだけで13日までに11もある。昼、夜と連続することもある。

なにが恐怖かというと、まず挨拶。ご馳走を前にして1時間前後も続く。ほぼ毎回、潮谷知事と幸山熊本市長が登壇する。話の内容は、パーティーごとに変えてはある。お二人だって、大変だろう。儀礼上、あまり言いたくないが、出席者にそれとなく聞くと「もううんざりだよ」という。パーティーごとに主催者が違うから、しかたがない面もあろう。お二人に挨拶してもらうことで、パーティーにハクを付けるということもあるのではないのか。なんとなく「官尊民卑」の風土を感じるのは僕だけだろうか。

第2に、パーティーはいくつかのホテルを順繰りに回っていく。どこのホテルも食事は確かに旨いが、だんだん飽きてくる。それでも僕は意地汚いから、出てきた食事は全部平らげるし、ワインや焼酎も、どんどん飲む。つまるところ肥満や高血圧の元だ。飲食を控えればすむ話だが、食い気と、飲み気に勝てないのが悲しい。これは僕の自己責任だから、だれを恨むわけにもいかない。

第3に、テーブルに座る顔ぶれがほぼ一定していること。みなさん、話題も豊富で、面白いので、うんざりすることは全くない。とはいえ、話のネタも次第に枯渇してくる。浅学非才の僕にとっては、どんな話をすれば喜ばれるのか、気を使わざるをえない。ついでに段々、酔っ払ってくると、余計なことまで喋り、僕のお里が知れてくる。反省すること、しきりだが、なかなか直らない。

ともあれ沢山のパーティーが開かれることで、熊本の景気付けに一役買ってもいるのだろう。一方で「花見酒の経済」という話も思い出す。もともとは落語から来ている。サクラの名所で二人の酒売りがパッタリ出会った。酒の売れ行きが悪いので、お互いに「1合、売ってくれ」とか、売り買いを繰り返し、酔っ払ってしまう。持ってきた酒は全て売れてしまったはずだが、二人の手元の売上金はゼロだったという話。仲間内で売り買いをいくら繰り返しても、経済効果はないということだ。もちろん、新春パーティーとは何の関係もないが、仲間内でパーティーが繰り返されるのを見ると、なぜか、この話を思い出す。

はてさて、怖い、怖いといいながら、やっぱりパーティーに出席する
なんだ、これは。「饅頭、怖い」と同じではないか。

コケボウのひとこと

今年立ち上げたコラムも41号。
ご愛読いただきありがとうございました。

たまにはワタシも広報担当として体を張って(?)ネタの提供にも努めます(笑)
来年も是非このコラムに遊びにおこしください。

そして笑ってください。
笑う門には福来る。
おおいに笑って楽しい年になりますように。

みなさまどうぞよいお年をお迎えください