先ごろ、大阪支社のA君が出張で熊本に帰ってきた。KABにはAと言う名前の社員が3人もいるので、僕は彼のことを「デカロン(グ)」と呼んでいる。不必要に背が高いからだ。27歳なのに、なんでも最近、また2センチも伸びて、189センチになったそうだ。彼の実家は熊本市近郊の農家でブドウを作っている。ひょっとしたら巨峰のタタリかもしれない。先週のことだが、彼の言動をめぐって一騒動おきた

口火を切ったのは営業の「HGボウブラ」。何故そういうかといえば、昨年、社内の宴会で太鼓腹と太腿がはみ出た黒皮(ビニールだが)の服を着て、ハードゲイを披露。喝采を受けたが、姿かたちは、どう見てもカボチャ(ボウブラ)でしかないからだ。それはともかく、仕事の用事で、ある夜、デカロンの携帯に電話した。居場所を聞くと、突然、モゴモゴとなり、小さな声で「大阪です」と答えた。電話の向こうは飲み屋さんの雰囲気。HGボウブラは「あれは絶対に大阪ではない」と断言した。

それを聞いた別の社員が「俺は翌日、熊本のゴルフ練習場で会ったよ。飛行機の時間に間に合わないと慌てて帰って行ったけど」と言った。さらに別の社員が「僕も同じ日に、熊本市内の温泉のサウナで会った。これから新幹線で大阪に帰ると言っていた」。さらにさる広告代理店の人が「街で会ったら、不慮の出来事で、急に帰ってきたとか。何か不幸でもあったのだろうか」と追加した。

デカロンは前日も当日も本社に顔を見せなかった。まあ、休日ということもあり、それは不自然ではないが、2日間の行動は摩訶不思議だ。というわけでデカロンが出張で帰熊した機会に査問委員会が開かれた。査問委員会というのは大げさで、単に数人が「どうしたの」と聞いただけだが・・・。

本人の説明によると、友人の結婚式で帰ってきた。休日で、どうせみんなに会えないので黙っていた。電話は突然だったので、ついウソを付いたとか。翌日、帰るまで時間があったので、ゴルフ練習場とサウナに行った。「不慮の出来事」単に用語を間違って使用した。それだけの話だ。念のために言っておくが、みんなでデカロンをイジメたわけではない。なにしろ大阪支社に転勤して以来、幸運に恵まれて営業成績が急上昇。背丈以上に態度もでかくなり、とてもイジメる状態ではないからだ。

それにしても熊本市内は狭いどこで、誰に会うか分からない。デカロンも、相次ぐ遭遇に、さすがにビックリしたらしい。

そういえば僕だって、夜の繁華街を歩いていると、必ず2,3人の知り合いに会う。全く知らない通行人から声を掛けられることもある。居酒屋で見知らぬお客から「お宅とは何処かで会ったよね。何処だっけ」と聞かれることもあるが、答えようもない。タクシーに乗っても、半分以上の運転手さんから「あ、ケェエービーの社長でしょう」と言われる。要するテレビCMの効果だろうが、僕にとって、夜の街にプライバシーなんぞないに等しい。自然、身持ちも良くなった。

広告代理店、クライアントのみなさん、KABにCMを出すと、効果は抜群ですよ。

コケボウのひとこと

デカロンねぇ。(笑)
彼のいいとこなんでしょうが、嘘がつけない人なんですよねぇ。
いやいや正直者ってことではなく嘘をついたところで120%バレる
これはもう特技といっていいくらい嘘をつけない。
デカロンくん、嘘をつくならワタシみたいに、何十年経っても同じ嘘を付けるくらいじゃなきゃよ。
さて、熊本が狭いってお話、これは実感!
先日あるパーティーで、見知らぬ方から「○○さん(←本名)△△高校だったでしょ?」と声をかけられました。
アタマをキュルキュルと高校時代まで巻き戻してみましたが、目の前の男性はいつまで巻き戻してもやっぱり「見知らぬ方」とりあえず「はい」と答えたものの引き続き「やっぱりねぇ。高校時代毎っ日交通センターで頭傾けてコーヒーゼリー食べてましたよね!?ねっ!」とかなり自信を持って言われてしまった日には、昔の可愛い悪事のいったいどれをこの方は知っているのだろうか、と思わず営業スマイルも固まってしまいました。
後日わかったことですが、その「見知らぬ方」お付き合いのある広告代理店の方でした。
高校時代の寄り道を、見られていたんですね。
しかしワタシって17歳当時とあんまり変わってないのね、いっそセーラー服でも着てみようかしら。
「コーヒーゼリー」くらいならまーだ可愛い話ですが、叩けば多少は埃の出る身
昔の話は闇に葬って忘れました。
何かご存知の方いらっしゃっても決して口外しないでくださいね。
あら、見落とすとこだった。
夜の街にプライバシー?そんなものタレントさんにはありませんよ
みなさん、我が社の社長を見かけられたら、お気軽に声をおかけください
きっとCMも真っ青笑顔が返ってくると思いますよっ。
ねっ社長!