このところ、どういうわけか遠出が続いている。先日は韓国へ出張した。断わっておくが、決して遊びではない。純粋に仕事だ。実はKABは韓国・大田(テジョン)市にある大田MBCというテレビ局と姉妹関係を結んでいる。お互いに地元のニュースを交換したり、定期会議を開いたりしている。その一つとして日韓文化交流フォーラムを開いている。2年前は熊本で、今年は大田市であり、ボクにも出席してほしいと声がかかった。

大田MBCボクは行きたくなかったが、再三の催促に、重い腰を上げた。空港には大田MBCの社長自ら出迎え。さすがに恐縮した。その夜は、再会を祝しての宴会海の幸が山ほど出て、満腹させられた。ついでに向こうの局長さんたちと地元の居酒屋で2次会に。そこで呑まされた韓国のお酒の美味しかったこと。

その酒はマッコリといい、コメと小麦の麹で作られる。白く濁っており、弱い甘味と少しの酸っ ぱさの調和が得も言われぬ美味さと香りを醸し出す。小ぶりの甕(カメ)に入ったマッコリをひしゃくで汲みだし、ぐい飲みする。のど越しがいいので、いくらで も入る。アルコール度数が6,7度なので、酔い心地も軽く、いい気持ちになる。

大田MBC翌日はフォーラム。冒頭、挨拶をさせられた。これを書いておかないと、遊びにいったのと間違えられる。フォーラムも無事終わり、MBCの社長から百済の歴史遺産を「勉強」しに行こうと誘われる。行き先は百済時代の古墳群と古城跡。名君・武寧王の古墳とその遺物のレプリカは見事だった。武寧王は500年代の初め、日本に五経博士などを送り、交流を深めた王としても知られる。ボクはちゃんと勉強もしてきたのだ。

その夜はまたしても宴会。今度は焼き肉だった。飲み物はもちろん、マッコリをお願いした。大田市の近郊にはマッコリの名産地があり、この夜はクリを使った名酒のマッコリだという。少し黄味がかり、とろみもあり、前夜のものとは別格だ。またしてもがぶ飲みしてしまった。それだけでなく、お土産に六本もらい、ホテルで同行者と一本ずつ飲みあげてしまった。もちろん、二日酔いになることもなく、翌朝は気分爽快。これもマッコリの効用なのだろう。

さて、残った四本をどうするか。マッコリは生酒で、発酵し続けており、途中で瓶が破裂する恐れもあるとか。さらに飛行機では気圧の関係で、危険度はもっと高くなるという。ボクは正直にいって、相当、悩んだ。しかし、これを残して帰国できようか。破裂を覚悟してビニール袋に包んで鞄にいれた。

福岡空港で、恐る恐る鞄を開けた。瓶の底は丸く膨れ上がり、数滴、こぼれてはいたが、破裂は免れていた。これも寒さが厳しかったせいもあるのだろう。夏場はヤバイと思う。ちなみに同行者が四人だったので、みんなで分け合い、ボクには一本しか残らなかった。その一本も、その夜に飲みあげてしまった。翌朝は旅行の疲れも吹き飛んでいた。

おっと仕事の話だ。今回のフォーラムはKABで12月23日に放映する。「アニメーション産業の現状と展望」と、やや硬い話だが、それなりに面白い。来年2月にはMBCの社長たちが来日する。韓国で受けた供応より、もっと供応しなければ。

もうひとつ。今度の土曜日の7日、KABとその周辺で「二本木まつり」が開かれる。楽しく、面白いまつりになるはずで、「サタブラ」でも生中継する。みなさんにもぜひ見に来てもらいたい。

S姉さんのひとこと

韓国出張お疲れ様でした。
“純粋に仕事”とおっしゃっていますが、会長ともなると“仕事”も楽しそうですね。
ちゃんと証拠写真まで持って見えましたが、海の幸・焼き肉・マッコリ・・・。
おいしいものばかりが目につきます。
せっかく、持って帰られた絶品のマッコリも、もう飲んでしまわれたとか。
報告は結構ですから、今度は実物をお願いしますね!
韓国に行けない私たちは、11/7(土)に開催される「二本木まつり」を楽しむことにいたしましょう。マッコリは出ないと思うけど、二本木の名店の味が勢ぞろいですよ!
アナウンサー朗読劇「環境戦隊アナレンジャー」もお忘れなく!!