あの森繁久弥さんが亡くなった。大正、昭和、平成の3代にわたり映画、テレビ、舞台などで活躍し、いろんな意味で一世を風靡した俳優。ひとつの時代が終わったという気もする。ボクは必ずしもファンではなかったが、駅前や社長シリーズの映画はよく見に行った。森繁さんの作詞作曲の「知床旅情」はボクの愛唱歌だったし、島崎藤村作詞の「惜別の歌」も森繁さんの歌を聴いて好きになった。

森繁さんは96歳ということで、いろいろ考えさせられた。ボクの母は93歳で、いまだにボケもせず、かくしゃくとしている。今は風邪気味で用心のため短期入院しているが、まあ、当分は大丈夫だろう。少なくとも森繁さんよりは長生きしてほしい。

もしボクが森繁さんと同じぐらい長生きするとなると、あと30年は生き続けなければならない。長すぎる人生が、これから待っているのだ。そうなると今一度、青春の花ぐらい咲かせるか。恐らく大輪の花が咲くことだろう。なにか新しい仕事に挑戦してみてもいい。囲碁やゴルフに魚釣りと趣味の世界に没頭する手もある。KABにしがみついて、みんなに嫌がらせを続けるというのはどうだろう。

とはいえ、現実には、とても無理だ。世に「佳人薄命」という。だとすると、ボクの余命はあと5年か、10年か。もっと短いかもしれない。みんなに惜しまれつつ、短命に終わるというのが、ボクの悲しい宿命なのだ。えっ、「佳人」の意味が分かっていないって。余計なお世話だ。それにしてもKABの社内を見渡すと、植田社長を筆頭に、森繁さんより長生きしそうなのがゴロゴロいる。どういう意味かということは想像にまかせる。特に植田社長は長生きしそうだ。なにしろ「憎まれっ子、世にはばかる」というぐらいだから。その点でもボクは短命に違いない。

息子たちからは「オヤジ、ピンピンコロリで頼むぜ」と言われている。要するにノンベンダラリ、グータラ・グータラと世間に迷惑をかけるよりも、健康でなくなったらコロリといってくれ、ということだ。ボクも十分、承知しているし、そのつもりだ。だからポックリいくように酒もタバコも止めないのだ。もっとも森繁さんは高齢者になっても酒とタバコの縁は切れなかったらしいから、うまくいくかどうか。

話は替わるが、先週末、KABの社屋を中心に熊本駅前二本木まつりが盛大に行われた。二本木のグルメの店が出店を構え、ダンスやクイズや抽選会などイベントも盛りだくさん。JR熊本駅長も特別参加された。サタブラでも生中継し、ボクもごく短時間だけど出演した。スタジオ見学も盛況だった。この日、訪れたお客さんは1万2000人だったとか。夜8時までの予定だったが、9時前後まで賑わった。ボクも主催者というよりもお客さんとして楽しませてもらった。

夕方からは市民オペラ「テアトロ・リリカ」「椿姫」を観劇に出かけた。本格的なオペラで、感激しっぱなし。悲劇に終わる最終場面では、不覚にも涙ぐんでしまった。まつりもオペラも刺激が強く、感動と喜びの連続だった。こういうことが続けば、長生きもいいなあ。さて長命にするか、短命にするか。人生は悩みが多い。

S姉さんのひとこと

先週の「二本木まつり」には、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
おかげさまで、大盛況!!お天気にも恵まれて、グルメやイベントを楽しんでいただけたことと思います。
来年はもっとパワーアップしているはず?今回、ご来場いただけなかった方は、来年をお楽しみに^^

さて、「憎まれっ子、世にはばかる」「佳人薄命」か。
会長はどうみても、前者、ですよねえ。周りを見渡してみても、「佳人薄命」なんて人は、うちの会社にはいそうにありません。社長だって、あの元気の良さでは、病気の方だって逃げだしてしまうでしょう。昨日も、エレベーターを待つ私の横を通り過ぎて、元気に階段を上がっていかれました。もしかして、社内で一番若いかも、です。

でも、会長、あと30年生きるからって、嫌がらせはお断りですよ!
老人らしく、趣味に没頭しといてくださいね。魚釣りくらいだったらお相手できますから!