このところKABの社員に祝い話が続いている。結婚話が二つもあるのだ。言うまでもないが、ボクのことではない。ひとりは総務局の女性で、来月には寿退社する。もうひとりは報道制作局で「汚れヒゲ」と呼ばれる男性で、近々、花嫁の支配下に置かれる運命だ。KABには独身者が多いが、ほとんどが縁遠いようで、今回の話は快挙に近い。

実は寿退社する女性の父親とは若いころ、一緒に働いていたことがある。会社は違っていたが、福岡県庁の県政クラブで、机がボクの前だった。その後も東京の首相官邸クラブで、この時は背中あわせで仕事をしていた。娘さんとも一緒に働くなんて、夢にも思っていなかった。ある日、「私の父と一緒に新聞記者をしていたそうですが」と言われてびっくりした。いつも言うが、やはり世間は狭い。娘さんの結婚相手は、マスコミと全く関係のない仕事だが、酒、タバコもやらず、「すごく優しい人」と、早くも惚気ている

つい先日、ボクの同級生が「君に挨拶したいという男がいる。会ってもらえないか」と言ってきた。もちろん、断わる訳がない。で、いろいろ話していたら、その男性の娘さんが、わが社の社員と結婚する運びになっていることが分かった。相手は「汚れヒゲ」だったのだ。その男性も、以前は熊本のテレビ局の社員だったそうだ。

「汚れヒゲ」は以前、天草にいた。その時に、娘さんと知り合った。娘さんは女医で、勤務地が熊本市内に代わり、「汚れヒゲ」も、縁あってKABに途中入社してきた。一説によると女医さんを追っかけて、熊本に来たとか。本人に確かめたところ、「はい、最初に追っかけたのは私です」と自白した。「汚れヒゲ」にはもったいない美人だ。

結婚話といえば、ボクの弟の親友O君のことを思い出す。O君は天草出身で、ペット雑誌の記者や編集者をしており、東京にいたころ、ボクの家に遊びにきたこともある。ある日、「私にも彼女ができました」と報告に来た。名古屋に出張に行った時、切符売り場で女性が小銭を落とし、それを拾ってやった。たまたま列車が一緒で、意気投合したそうだ。

交際しているうちに、女性が年上と分かったが、別に支障がある訳ではない。しばらくしてバツイチということも打ち明けられたが、これも問題ない。世間にはよくあることだ。話はさらに続く。子供がいることも分かった。これもOKだ。早速、子供とも会った。次のデートでは子供を二人連れてきた。もはや後戻りできる段階ではない。そして最後に、3人目のこどもを実家に預けていることも判明したが、すでに結婚が決まった後だった。O君は結婚と同時に3人の子持ちになった。ウソのような話だが、事実だ。

その後、どうしているか、連絡も途絶えていた。この夏休み、弟が帰郷したので、O君の消息を聞いた。O君は3人の子供が成人し、独り立ちしたのを機に離婚したそうだ。どんなドラマがあったのか知らないが、子供達を育て上げたO君は立派だと思う

そうだ。他人の話を紹介している暇はない。ボクの長男も、いまだ独身なのだ。以前、このコラムでも書いたが、長男の花嫁を連れて来た人には100万円の謝礼を払うことにしている。ところが一向に効果がない。長男は仕事が面白く(?)、乗り気ではないからだ。ちなみにボクも花の独身ということを付け加えておく。

ヤッちゃんのタメ口

そうか、“汚れヒゲ”くんは結婚するのか。オレ様がライダーマシーンで通勤する途中にバス停で仲良くバスを待つ2人をよく見かけ「いい雰囲気の2人だなあ~」と思っていたが、ようやくゴールインか。心からCongratulations!!
そしてもう一人総務局のKさん。その笑顔にオレ様たちはどれだけ癒されたことか…この場を借りてThank you very much!!
それにしても、この手の話題になるとオレ様の脳裡にはふと“寂しげな会長の姿”が浮かんでしまう。最愛の奥様に旅立たれ4年が過ぎているが、社内での後ろ姿が寂しげに見える時があるのは、決して社長様に権力の座を奪われたからだけではないはずだ…。
そうだ、オレ様はやさしいから会長の寂しさを癒してやろう。
そうだな、お手製のハーブティーでも土産に遊びに行ってやるか。それともオレ様のナイスなトークで盛り上げる方がいいかな?それとも、寂しさを感じる暇がないくらいPRの仕事を持っていく方がいいのかな?
悩むぜオレ様は…。