やっと今年の時代絵巻が7日に終わった。準備期間を含めると約半年。昨年は当日の早朝まで雨だったが、念願が通じたのか、雨も上がった。今年は前日に嵐模様となり風雨が激しかったが、こちらも収まった。やはり日頃の行いがいいからかもしれない。とは誰も言ってくれなかった。ただ寒さが厳しく震え上がった。出陣の儀があった熊本駅前の白川河川敷には、数百人の観客が詰めかけ、これならいけると思わせた。

自衛隊の扮した甲冑武者が百人。鉄砲隊、槍隊、抜刀隊、幟隊などに扮して行進、整列。実に恰好いい。そのあとに一般公募した武者約百人が続く。初めての経験で、かなり心配したが、こちらも様になっている。加藤清正役の玄海竜二さんが現れると拍手と歓声が沸き起こった。河川敷はあいにくの泥濘だったが、武者隊はものともせずに演武を続けた。

さていよいよ行軍の開始だ。先頭は自衛隊の音楽隊三十人。つづいて甲冑武者隊。清正公は馬上に。うしろにもう一頭を従えている。続いて肥後の偉人たちに扮した幸山市長や田川商工会議所会頭らが乗った人力車が十台。しんがりは町衆の城華の五十人だ。見ただけで楽しくなる。

ボクは先行して、次の見せ場になる県民百貨店前のシンボルロードへ。歩道の両側はすでに四,五重の人垣で埋め尽くされている。何万人が集まったのだろう。すでに日本舞踊家の中村花誠さんが率いる花魁や踊り子たちが太鼓の響きに合わせて練り歩いている。こちらも華麗な行列だ。一段落したところで、今度は人力車を先頭に本隊が入って来る。次は甲冑武者隊だ。勢ぞろいした中を加藤清正の乗った馬が疾走してくる。シンボルロードが沸きかえる。行列の先には熊本城が見え、舞台装置としてもいうことはない。

フィナーレは二の丸広場。行進、演武する会場は昨年の四,五倍広く取ってある。この広い会場を武者隊が行軍し、整列し、清正公を迎える。ここでも二頭の馬が縦横無尽に走り回る。あたかも戦国時代にタイムスリップしたような感じすらする。周囲は昨年の数倍の観客が取り巻いている。鉄砲隊、槍隊などが勇壮な演武を繰り広げる度に会場は興奮で沸きかえった。清正公の口上も、さすが玄海さんだけに堂々として、魅了させた。周囲からも「素晴らしい」とのお誉めの言葉が出ていた。

最後は会場裏の舞台に武将たちが登壇し、清正公がアドリブのセリフで聴衆を楽しませてくれた。事故もなく、成功したのは間違いない。昨年は主催者発表で20万人が集まった。今年は花見のシーズンがすでに終わったことと、あまりの寒さが敬遠されたこともあり、1割減の18万人だったとか。まあそれでも上出来だろう。というのは自慢しすぎか。ともあれここまでできたのは多くのみなさんのご支援、ご協賛のお陰であり、厚く御礼申し上げる

時代絵巻については27日(土)正午から1時間、特別番組として放映する。結構、楽しめる内容になっているはずなので、ぜひ見ていただきたい。さて来年はどうするか。早くも「来年もぜひやってくれ」という声があちこちから上がっている。微力ながら陰で支えたボクとしても、来年は3回目をやりたいところだ。ぜひご支援をお願いしたい。

待て待て、相談役殿!「時代絵巻」が無事に終わったからと言って、ゆっくりしようと思っておられませぬか!ちゃんと働いていただかないと「成敗しますぞ!」

あっ、ご紹介が遅くなりました初登場「チャンマツエモン」と申しまする。押忍!拙者は今年初めて「時代絵巻」のお手伝いをさせてもらったが、かなり感動した!(馬に乗れなかったのは残念じゃったが)。しかし、2年連続でお天気にヤキモキされるのはなぜじゃ!社内の殿方の日頃の行いなのか…。または、謀反なのか…。